JAあいち豊田甘長ピーマン部会は4月17日、豊田市松平志賀町にあるJA松平営農センターで定植講習会を開きました。これは、4月下旬から始まる定植作業を前に栽培初期の管理方法を学ぶことが目的です。
この日は、部会員と愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員、JA職員ら合わせて20人が参加しました。研修会では、農業改良普及課の西山彰宏主任専門員が苗の管理方法や定植後の低温・強風対策、病害虫の防除方法など定植前後の管理方法を詳しく説明し、部会員は相づちやメモを取りながら熱心に聞いていました。研修会後、JA職員が今年定植する自根苗600本と青枯病対策の接木苗85本、合わせて685本を配布しました。甘長ピーマン部会の山下国雄部会長は「力を合わせて元気いっぱい甘長ピーマン部会を盛り上げていきたい」と話しました。
甘長ピーマン部会は19人の部会員が、豊田市の中山間地域を中心に大振りで曲りの少ない「松の舞」を栽培しています。1袋150グラムと軽量で、1袋からJAへの出荷が可能なため、高齢者や女性でも取り組みやすいです。今後は部会員の畑を巡回・指導して、6月中旬から10月下旬まで約4トンを出荷する予定です。
写真=苗を配布するJA職員