地域に根ざし、
人の命と土の文化を育みます。

「人の命」を育むとは

　農業によって組合員や地域の人々の命と健康を守ることはもとより、人々が参加し、協同することによって、人を大切にする豊かな地域社会づくりをめざしていくことです。

「土の文化」を育むとは

　地域の農業を発展させることによって、自然環境と社会環境の保全に貢献するとともに、地域文化のバックボーンである農業文化を大切にし、新たな芽を育み、未来へ継承していくことです。

「食」・「農」・「くらし」を基軸にする地域に根ざした農業協同組合として
「持続可能な農業」と「豊かで暮らしやすい地域社会」の実現に貢献する

第10次中期経営計画（令和5年度～令和7年度）では、将来にわたる持続可能な地域農業の実現に向けて役職員が一丸となって第10次中期経営計画に取り組みます

多様な農家への支援強化

地域農業にとって重要な担い手・家族農家のため、営農支援・物流の強化を基軸とした取組みを展開し、安定した水稲、成長する園芸を実現します

農家に近い営農相談の実現と体制の強化

• 地域特性に合わせた指導から販売・購買につながる相談体制を提供するため、営農指導員と営農渉外員を一体化させた営農アドバイザーを新設して多様な農家がそれぞれに価値を感じる営農支援を提供します。また、営農アドバイザーを本部集約型から各地域への分散配置型とすることにより農家に近い営農相談を実現します。

販売（集荷）の強化と有利な販売先の開拓

• 新たな販路開拓や地域農産物のブランド化を進めるため、様々な販売先への販売戦略を統括する特販課を新設し、農家所得の向上と販売利益の確保を実現します。
• 消費者の求める農産物栽培への指導と誘導により、魅力ある店舗づくりを実現して農家所得向上に寄与します。

農業を支える経営基盤強化

地域農業にとって必要な施設を維持するために、取組み・体制の見直しによる事業の合理化をすすめ、総合農協として事業継続できる経営体質になります

効率的な事業運営体制の構築

• 既存業務および体制の見直しにより、より少ない職員数でより多くの業務をこなせるよう効率化を進め、組合員との接点の増加に取り組みます。
• 各種業務の電子化による業務効率化を促進し、業務の無駄の削減による組織全体の管理費の削減に取り組みます。

安定収益に向けた収益強化

• 営農相談を基軸とした訪問活動の充実により、利用者を増やして販売物と購買品のＪＡ取扱量を増やします。
• 持続可能で自立した店舗運営を実現するため、店舗機能の強化・業務の整理を進めます。
• 管理手法の高度化による適切なリスク管理態勢を構築し、資金運用における必要なリスクテイクによる事業基盤維持に取り組みます。

組合員との結びつき強化

組合員が期待する農業振興・事業に取り組むために、相談・提案できる態勢を確立するとともに農家・地域・農協が一体となって支える地域農業の実現に向けた取組みを展開します

多様な農家・組合員との対話によるつながり強化

• 地域における課題の把握および対応をするため、組合員との対話の充実に向けた意見交換のための場を創設するとともに組合員担当による訪問に取り組みます。
• 組合員の資金需要に幅広く応えられる新たな金融商品の提供に取り組むとともに、総合事業の強みを生かした訪問態勢を構築します。
• 組合員との対話において、事業運営状況の積極的な情報開示を行い、環境変化を見据えた中長期的な農業ビジョンの整理、営農施設を含めた各施設のあり方や機能の整理を進めます。

相談態勢の強化と人材の育成

• 組合員の困りごとや悩みごとに対応できるよう職員の専門知識を高めるとともに相談態勢を強化し頼れる存在として安心を提供します。