JAあいち豊田について

SDGsへの取り組み

JAあいち豊田はSDGsの実現に向けさまざまな取り組みをしています

 JAグループでは、令和元年に開かれた第28回JA全国大会で、SDGsへの取り組みを促進して対外的にも積極的に発信することを決めました。また、JAグループ全体として、すべての目標の達成を目指すことから、これからもJAあいち豊田は食・農・くらしの分野でSDGsの実現に貢献していきます。

JAあいち豊田×SDGs
国連が定めたSDGs

 SDGsとは、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことで、国連に加盟する193の先進国や途上国を対象に、国際社会の共通目標として、2030年までに達成することを目指すものです。「誰一人取り残さない」ことを基本理念に、17の大きな目標とそれを達成するための具体的なターゲット169で構成されています。目標の中には、「飢餓をゼロに」など、農業やJAにかかわる目標も多く含まれています。

SDGsポスター
協同組合とSDGs

 JAをはじめとする協同組合は、国連からSDGsを実現するための重要な機関のひとつとして位置づけています。組合員がお互いに協力して助け合う「一人は万人のために、万人を一のために」という相互扶助の精神を基盤に、持続可能な社会の実現に向けJAはさまざまな取り組みを進めてきました。「誰一人取り残さない」SDGsの活動は、協同組合に通じるものがあります。

取り組み紹介
  • 「赤い羽根募金」など
    子ども食堂に食材を提供

     JAは、地域貢献と食品ロス削減のため、みよし市福谷町の子ども食堂「うきぐも食堂」に出荷規格外のナスを無償提供しています

    子ども食堂にナスを提供

  • 食料の安定確保
    持続可能な農業

     田畑で講習会を開いたり、収穫前のカメムシ防除で米の収量減少を防ぐなど生産性を高める活動をしています

    畑でJA職員の話を熱心に聞く栽培農家

  • 徒歩や自転車で通勤・通学
    子どもやお年寄りの見守り

     JAカフェや健康講話などの居場所づくりや施設ボランティアを通して、高齢者が安心して暮らせる環境を支援しています

    足助病院で月1回開くJAカフェ

    JA組合員・地域住民に向けた健康活動

  • 自治体などが開く学習講座
    環境や福祉イベントの参加

     地域農産物の理解を深めてもらうため、JAは小中学生の夏休み課題「わたしの好きな農作物」コンクールを開いています

    寄せられた農作物ポスターを選ぶ審査員

  • 家事を平等に分担
    役員の男女バランス

     家事や子育てに忙しい女性が、自分磨きや新たな挑戦を支援する女性大学(愛称「ぷちプリ」)を運営しています

    女性大学でプランター栽培を学ぶ参加者

  • 蛇口をこまめに閉める
    風呂水を散水などに再利用

     赤とんぼの生態に配慮して、農薬の使用量と化学肥料を抑え水質管理した環境保全米「赤とんぼ米」を普及しています

    環境に配慮した農業を伝える赤とんぼ米の田植え体験

  • 持続可能なエネルギーの供給
    限りある資源を大切にする

     エネルギーの無駄づかいを減らし、LPガスやガソリンを継続的に供給しています

    よりよいガス器具の販売でLPガスを効率よく活用

  • 働きがいのある仕事
    AIを活用した生産性の向上

     農業の新たな担い手育成などを目的にJAと行政で運営する「豊田市農ライフ創生センター」受講者の指導、育成をしています

    JA桃部会員から栽培の指導を受ける受講者

  • 最先端技術の活用
    持続可能な産業のための雇用

     ドローンを使った農薬散布や、ICTで生育環境を管理するなど最新の農業技術を生かした活動をしています

    ドローンを使った農薬散布を開始

  • いじめや差別をしない
    障がい者支援や福祉活動

     障がい者が農作業をする農福連携の協力や、福祉施設へ農作物の寄贈、介助犬協会への寄付を行っています

    受け付けた募金を介助犬協会へ寄付

  • 防災グッズの準備
    地域清掃、防災活動の参加

     地域イベントへJA職員が積極的に参加したり、JA女性部が手作りマスクを市に進呈しています。災害に備えた防災食の提案をしています

    地元のまつりで踊りに参加するJA職員

  • 農産物の生産と消費の創造
    余った食材の活用

     JAでは、さまざまな農産物の生産部会を組織し消費者ニーズに合った野菜や果物を作っています

    選果場で柿の出荷前に規格を確認

  • 効果的なエネルギーの使用
    電気の使用時間を減らす

     遮光剤などでハウスの高温対策をしたり、ファンジャケットで農作業事故の軽減と農作業の効率化を図っています

    ファンジャケットで暑さ対策

  • レジ袋の不使用
    海や川でごみ持ち帰り

     JAでは不要農薬の回収を毎年行えるように体制を整備するほか、黒マルチなどの使用済みプラスティック類の回収を行っています

    不要農薬を専門業者へ依頼して処分

  • 生態系の保護
    生物多様性損失の阻止

     生物に影響の少ない農薬を選び、赤トンボ(アキアカネ)の羽化に合わせた水管理を行う「赤とんぼ米」の栽培拡大に力を入れています

    「赤とんぼ米」の田んぼで生き物観察会

  • 犯罪のないまちづくり
    被災地への復興支援活動

     警察署や行政と協力して「振り込め詐欺」防止の呼びかけや、台風や水害の被災地区の復旧にJA職員を派遣しています

    特殊詐欺の注意を呼びかけるJA職員と警察署員

  • 行政・企業・個人と連携
    SDGsについて話し合う

     豊田市駅前を歩行者天国にして、JA軽トラ市を開いたり、SDGsの説明会に職員が参加しています

    豊田市駅前で開いた軽トラ市