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チョコっと待って!特殊詐欺に注意/一日警察官が防犯呼びかけ/JAあいち豊田

2025.02.14

 JAあいち豊田は2月14日、豊田・みよし防犯協会連合会と豊田市役所、豊田警察署と協力して「特殊詐欺被害防止バレンタインキャンペーン~チョコっと待って!電話でお金の話は詐欺~」の防犯イベントを開きました。一日警察官に任命されたJA職員2人が来店者へバレンタインのチョコレートと一緒に特殊詐欺被害防止の啓発チラシを配り、注意を呼びかけました。
 これは、2024年度に急増している特殊詐欺被害を防止するため、地域住民へ対策を促すことを目的に、今年初の年金支給日でバレンタインデーのこの日にあわせて開催したものです。
 この日は、豊田警察署で一日警察官の委嘱を受け、警察官の制服を身にまとったJAあいち豊田金融支店職員2人がJA逢妻支店と産直プラザで来店者へ特殊詐欺被害防止を呼びかけました。JA管内でも被害が確認され、豊田市内では2月の1週間で5件、総額約1億6500万円の被害が発生しています。最も多い手口であるオレオレ詐欺の中でもSNSを利用した被害が激増しており、30代くらいの若い世代も被害に遭っているため、SNSに警察から連絡が来たときは詐欺を疑うようにと伝えました。その後は、JA本店で詐欺に関する15問のミニテストを行いました。警察官から解説を受け、参加したJA職員らは知識を身に付けました。豊田警察署生活安全課の石川長典課長は「詐欺被害を減らすために、詐欺の手口を知ってもらい、身近に被害が発生していることを知ってほしい。多くの人にこの啓発活動を広めてほしい」と話しました。
 JAは、豊田警察署の協力のもと、特殊詐欺に関する研修会を定期的に開いています。また、JA広報誌でも特集記事で特殊詐欺を取り扱い、注意を呼びかけています。

写真=来店者へ防犯を呼びかけるJA職員