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楽しい農ライフを送ってほしい/豊田市農ライフ創生センター修了式/JAあいち豊田

2025.02.10

 JAあいち豊田と豊田市が共同運営する豊田市農ライフ創生センターは2月10日、豊田市四郷町にある農ライフ創生センターで農作物栽培技術研修の修了式を開きました。修了するのは「担い手づくりコース」20期生17人と「生きがいづくりコース」6期生10人、「桃・梨専門コース」5期生2人の修了生計29人です。開講から20年で約700人以上が修了し、修了生の就農率は8割を超えます。
 この日は、修了生のほか、豊田市の太田稔彦市長やJA石川尚人代表理事組合長、農ライフ創生センター職員などが参加しました。修了生1人1人に太田市長から修了証書が手渡されました。また、記念品として豊田市から野菜で重要視される病害虫・雑草を簡便に説明した「病害虫・雑草フィールドブック(野菜編)」とJAからプラスチック製の軽量バケツ「はかりマス」が贈られました。石川組合長は「基本に忠実に、大変なこともあるだろうが、隣の畑の人との会話や出荷する喜びを感じて、楽しい農ライフを送ってほしい」とあいさつしました。生きがいづくりコースの修了生の1人は「あっという間の1年だった。野菜はスーパーで買うものと思っていたが、今は作ってみようという感覚になった。学んだことを活かしてこれからもがんばりたい」と話しました。
 農ライフ創生センターは新たな農業の担い手育成と遊休農地の活用などを目的に2004年4月に開講しました。2年間で本格的に新規就農を目指す「担い手づくりコース」と農業を楽しみたい人が1年間学ぶ「生きがいづくりコース」、果樹農家として独立自営を2年間で目指す「桃・梨専門コース」の研修を行います。市内に3カ所の研修所を持ち、平坦地や中山間地など地域に合った農業が学べます。修了生には、希望者に就農後の農地斡旋や農機具の貸付制度などの手厚い農業支援でサポートしています。

写真=太田市長から修了証書を受け取る修了生