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良質な土づくりで高品質目指す/土壌診断・栽培研修会/JAあいち豊田なす部会

2025.02.10

 JAあいち豊田なす部会は2月10日、部会員を対象に土壌診断・栽培研修会を開きました。4月下旬から始まる定植に向けて土壌の状態を確認し、良質な土づくりで高品質なナスの出荷を目指します。
 この日は、部会員36人のほか愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課やJA営農アドバイザーらが参加しました。部会員から12月に回収した土壌を使って、pHや腐植などの10項目をJAあいち経済連土壌診断センターで分析しました。その結果をもとに、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の伊藤緑専門員がバランスの良い土づくりの重要性を伝え、適切な肥料成分を入れるように呼びかけました。伊藤専門員は、「たい肥などの有機物や土壌改良資材を入れて、ナスが育ちやすい土台をしっかり整えてほしい」と話しました。
 なす部会は、昨年秋に研修会を来年度加入する新規部会員4人に向けて開きました。今後も定植講習会などの研修会を開く予定で、若手部会員のサポートをしています。今年度は43人の農家が3.2㌶でナス「筑陽」を栽培しています。今年度は184㌧を10月下旬までに出荷しました。ボリュームがあり消費者や市場からも好評で、豊田市の学校給食にも使われています。

写真=土壌診断結果の説明を熱心に聞く部会員