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伝統文化をつなぎたい/地元産大豆で味噌作り/JAあいち豊田フレッシュミズサークル「ミューズ」

2025.01.29

 JAあいち豊田フレッシュミズサークル「ミューズ」は1月18日と29日、豊田市高橋町にあるJA高橋テラスで、「味噌作り教室」を開きました。両日合わせて会員16人が参加し、JA組合員振興課職員指導のもと地元豊田市産の大豆「フクユタカ」を24キログラム使い合計16樽分の味噌を作りました。
 味噌作りは、水につけて柔らかくした大豆を圧力鍋で炊き上げ、作る味噌に合わせて豆麹や米麹、麦麹を入れる。電動ミキサーでつぶして塩を加え、大豆のゆで汁で耳たぶくらいの硬さになるまで混ぜた後、空気が入らないよう容器に詰めてふた塩をします。各家庭の冷暗所で保存し、1年ほど発酵熟成して完成します。麹の種類や量を変えることで「赤味噌」「ミックス味噌」「白味噌」ができ、自分好みの味を作ることができるうえ無添加であるため、参加者は親戚や近所へ作った味噌を配るなど毎年好評な体験講座です。
 初めて参加した会員の1人は「ゆで汁を混ぜ合わせるところで力がいり大変だったが、みんなで作るのは楽しかった。食べるときが楽しみ」と話しました。また、他の参加者は「今年は大豆が不作だと聞いたので、貴重な味噌を大事に食べたい。伝統的な味噌作り文化を次世代へつないでいきたい」と話しました。
 フレッシュミズサークル「ミューズ」は、女性組合員を対象に次世代のJAファン作りやJA活動へのさらなる理解促進を目的として、2015年から活動しています。今年度は年間11講座が開かれ、次回は2月に地元上坂商店の五平餅作り体験をする予定です。

写真=協力して味噌作りをするミューズ会員ら