ニューストピックス

1年間の無病息災を祈って/松平特産「春の七草」出荷/JAあいち豊田

2025.01.03

 豊田市松平志賀町にあるJAあいち豊田松平営農センターは1月3日と4日の2日間、1年間の無病息災と長寿延命を願う春の七草の出荷作業を行い、約26000パックを出荷しました。3日から出荷が始まり、JA管内の産直プラザと一部のグリーンセンターや、豊田・名古屋・岡崎の市場へ出荷し、「松平の七草粥セット」として店頭に並びます。
 今年度は、11月の猛暑で一部品目の発芽遅れなどがあったが、部会員の適切な栽培管理で間に合い、品質は良好でボリュームのある春の七草に仕上がっています。
 この日は、春の七草を食べると良いとされる正月7日の朝にあわせて、6日の店頭に並ぶよう、JA職員やアルバイト合わせて各日約35人が出荷作業をした。JAセリ・七草部会の部会員が持ち込んだ七草を、ベルトコンベアーを使い手作業で丁寧にパック詰めを行いました。JA松平営農センターの上田玲治センター長は「部会員の丁寧な栽培管理で出荷に間に合わせることができた。若い人にもぜひ手に取って食べてもらいたい」と話しました。
 豊田市松平地区はセリの販売が盛んなことから、1984年から「春の七草」の出荷を始めました。セリ・七草部会6戸の農家が合わせて約1ヘクタールで栽培します。ボリュームがあり、「セリ」「ナズナ」「オギョウ」「ハコベラ」「ホトケノザ」「スズナ」「スズシロ」の7品目のバランスが良いと消費者からの人気が高いです。七草パックのほか地元産米「ミネアサヒ」と合わせた「七草がゆセット」は昨年末に予約を受付け、約700セット発送しました。

 

写真=丁寧にパック詰めをするアルバイトら