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松平特産「春の七草」ほ場巡回/生育順調/JAあいち豊田セリ・七草部会

2024.11.18

 JAあいち豊田は11月18日、豊田市松平地区で栽培する「春の七草」のほ場巡回指導会を行いました。今年はヨトウムシ類の発生が多く、防除に労力を使っているものの発芽や生育は順調です。来年1月には「松平の七草がゆセット」として昨年同様約26,000パックを出荷する予定です。
 松平地区では1984年から特産品として「春の七草」を出荷しています。七草がゆは、1年の無病息災と長寿延命を願い、正月7日の朝に食べると良いとされます。「松平の七草がゆセット」は「セリ」「ナズナ」「ゴギョウ」「ハコベラ」「ホトケノザ」「スズナ」「スズシロ」の7品目のバランスが良く、ボリュームがあると消費者から好評です。
 この日は、JA職員と愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員が、JAセリ・七草部会の部会員のほ場5カ所を巡回しました。七草の各品目の生育状況や病害虫の有無などを確認して、出荷に向けて今後の栽培管理を話し合いました。農業改良普及課の小竹博之専門員は「害虫の被害を減らせるよう、こまめに観察し防除を徹底してほしい」と話しました。今後は12月の出荷目ぞろえ会で規格統一する予定です。
 JAあいち豊田セリ・七草部会は6戸の農家が所属し、合わせて約1ヘクタールで7品目を栽培しています。豊田市の学校給食にも提供するほか、JAあいち豊田ネットショップ「MEKIKI」でも取り扱う予定です。

 

写真=七草の生育を確認する部会員ら