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ジネンジョ「夢とろろ」出荷開始/旭自然薯組合/JAあいち豊田

2024.11.11

 旭自然薯組合は11月11日、豊田市旭地区でジネンジョ「夢とろろ」の出荷を始めました。今年は、秋になっても気温が下がらず害虫の防除に追われたが、台風などの被害は無く日照時間・降水量に恵まれ生育は順調です。十分にジネンジョが肥大し、豊作が期待されます。旭自然薯組合では昨年より多い2.6トンの出荷を見込んでいます。
 旭地区は県内で最も早くジネンジョ栽培に取り組んできた有数の産地です。県内初のパイプ栽培を取り入れ、まっすぐ伸びたきれいなジネンジョを栽培します。組合ではパイプ内に入れる土を旭地区の山で採取した赤土に統一し、産地として品質維持に努めています。
 出荷初日のこの日は、4人の組合員が合わせて約340キログラムのジネンジョをJAあいち豊田旭営農センターに出荷しました。持ち込んだジネンジョは、JA職員がサイズや外観を確認しながら計量し、箱詰めしていきます。旭自然薯組合の堀正利組合長は「天候で苦労したが、掘り出したジネンジョはサイズも十分で味も良い。2年かけて大切に育てたジネンジョを多くの人に食べてほしい」と話しました。出荷は11月中旬から下旬にかけてピークを迎え、12月上旬まで続く予定です。価格は、ジネンジョが2~3本入った1キログラム入1箱が3,780円(税込み)。贈答用としても人気が高く、出荷当日から旭営農センターなどで販売を始めました。また、JAあいち豊田ネットショップ「MEKIKI」でも取り扱います。
 旭自然薯組合は29戸の農家が所属し、合わせて160アールでジネンジョ「夢とろろ」を栽培しています。

 

写真=ジネンジョを出荷する生産者