JAあいち豊田猿投白菜部会が11月12日からハクサイの収穫を始めました。今年は、8月から10月にかけて暑い日が続き管理が大変だったが、10月以降に適度な雨が降り生育は良好です。気温が高かったことでサイズも十分なハクサイに仕上がっています。収穫は、12月に最盛期を迎え、翌年1月中旬まで続きます。平年並みの約660トンの出荷を見込んでいます。
この日は、猿投白菜部会の株式会社上原農園が豊田市上原町の畑でハクサイ「黄づつみ」の収穫を始めました。収穫用の包丁を使い一玉ずつ丁寧に切り取り、葉の巻き具合を確認しながら作業を進めました。収穫したハクサイは、鮮度を保つためその場でサイズごとに段ボールに詰め、JA猿投営農センターに持ち込みます。JA職員が検査した後、豊田市や名古屋市の市場へ出荷します。上原農園の鈴木晴道専務は「ハクサイは鍋料理に欠かせない食材。家族みんなで冬の味覚を味わってほしい」と話しました。
猿投白菜部会は、12戸の農家が所属し、合わせて7ヘクタールで黄芯系品種「黄ごころ」や「きらぼし」などのハクサイを栽培しています。カット販売を想定し、中心部がきれいな黄色で甘みが強い品種を選定しています。厳選された猿投白菜部会のハクサイは市場から高い評価を受けています。
写真=丁寧にハクサイの収穫する部会員