みよし市果樹組合は11月7日、みよし市三好町にあるJAあいち豊田グリーンステーション三好で第26回みよし市果実(柿)展示品評会を開きました。今年は柿「富有」5玉(1.1~1.5キログラム)1組で24点出品され、最高糖度が17.4度と甘みもあり、出来の良い柿が出そろいました。厳正な審査の結果、最高位にあたる愛知県知事賞にはみよし市明知町の岡本清則さんが輝きました。
みよし市は果樹栽培が盛んな地域です。毎年、主要果樹のブドウ・梨・柿の順番に栽培技術と品質の向上や果実の消費拡大を目的に同組合が品評会を開いています。
審査は、愛知県豊田加茂農林水産事務所やみよし市役所、みよし市果樹組合など合わせて12人が担当しました。玉ぞろいや形状・病害虫などの「外観」、食味や果肉の状態などの「内容」、糖度計で測定した「糖度」の3項目を審査し入賞11点を選びました。審査の結果、2位にあたるみよし市長賞はみよし市莇生町の清水義則さん、3位にあたるあいち豊田農業協同組合長賞はみよし市莇生町の中河昌宏さんが受賞しました。審査員の農業改良普及課の鈴木暁子技師は「今年は果樹カメムシの発生による影響があったが、玉ぞろい、形状、食味ともに果実品質は良好で糖度も高く高品質な柿が出品された」と話しました。
みよし市は33人の農家が約5ヘクタールで柿「太秋」「富有」「陽豊」を栽培しました。今年は合計で約24トンの出荷を目指し、11月下旬ごろまで出荷する予定です。また、みよし市で栽培する果実の総称を「甘みよし」として産地のブランド化にも力を入れています。
写真=1点1点丁寧に審査する審査員ら