熱田神宮豊年講あいち豊田支部は10月29日、豊田市前林町にあるJAあいち豊田前林カントリーエレベーターで熱田神宮へ奉納する大しめ縄を作りました。参加した講員15人が、五穀豊穣を願いながら4メートル20センチの大しめ縄を約3時間かけて作り上げました。
大しめ縄作りは、熱田神宮豊年講あいち豊田支部が設立された1990年から続く恒例行事です。毎年この時期に講員らが集まり作っています。大しめ縄は2本の束を編んだ後、もう1本をあわせて編みこむ。木槌で柔らかくしたワラを編み込んでさがりを作ったり、形を整えたりと役割を分担して作業します。仕上げは、均一な太さでまっすぐになるよう調整しながら、ベテランの講員が力を合わせて作り上げました。熱田神宮豊年講あいち豊田支部の山本久雄支部長は「年々上達し、今年も良い大しめ縄ができた。これからも伝統を引き継いでいきたい」と話しました。大しめ縄は12月25日に熱田神宮に奉納する予定で、熱田神宮の社務をとる宮庁に飾られます。
主に農家で構成する熱田神宮豊年講あいち豊田支部は271人の講員が所属し、大しめ縄の奉納のほか、鏡餅の奉納や農林畜産物品評会への出品などさまざまな活動を行っています。
写真=大しめ縄を作る豊年講の講員ら