JAあいち豊田は10月24日、豊田市西町にある豊田市役所で太田稔彦市長にJAの農業振興にかかる令和7年度分の要望書を手渡しました。これは、地域農業の課題解決に向けたJAの取組みへの支援と次年度の農業予算や事業施策などに反映してもらうことが目的です。
この日は、JAの石川尚人代表理事組合長が豊田市の太田市長に、優良農地の保全や農業振興にかかる予算の確保、中山間地域農業の維持に向けた取組など全5項目を要望しました。JAの石川組合長は、「JAは農家の所得向上に努めているが農業を取り巻く環境は厳しい。自動車の豊田だけでなく、商業を含めた農業がよくなるよう施策に反映してほしい」と話しました。また、豊田市の太田市長は「食は私たちの基本であるので、安全安心に届けられるよう継続性を担保していきたい。要望をしっかり読み込み、検討していく」と話していました。
JAは、「地域農業振興計画」(2016~2025年)を策定し、農業者とともに市民が求める安全で安心な農畜産物の生産拡大や直売などを通じた地産地消などに取り組んでいます。また、豊田市が目指す農業の姿を示した「第3次豊田市農業基本計画」における「地域の特性に応じた産業型農業の推進」および「地域が支える“食と農”の推進」についても、その実現に向けて取組を進めています。今後も、JAの取り組みや方針を豊田市に伝え、地域農業の振興に向けて連携強化が図られるように進めていきます。
写真=要望書を手渡すJA石川組合長(左)と受け取る太田市長(右)