JAあいち豊田の子会社で葬祭事業を行う株式会社JAあいち豊田サービスは10月20日、豊田市西中山町にある葬祭ホール「やすらぎホール藤岡」で人形供養祭を開きました。人形の持ち込みは前日にも行い、今年は昨年より125世帯多い320世帯が来場し、477155円の志納料が納められました。
これは、家庭で大切にされてきた人形やぬいぐるみを感謝の気持ちを込めて供養するものです。JAあいち豊田サービスが社会貢献活動の一環として、2005年から年に1度、JA管内の葬祭ホールで開いています。
この日は、午前中に組合員や地域住民が訪れ人形を持ち込みました。JAあいち豊田サービス社員が大切に預かり会場の祭壇に並べ、来場者は供えられた人形に手を合わせ焼香しました。正午から開いた供養式では、たくさん並べられた人形に浄土宗「長善寺」の副住職が読経し丁寧に供養しました。来場者の1人は「思い出のある大切な人形だったので、この機会に持ってきた。丁寧に供養してくれてありがたい」と話しました。この日は供養式のほかに入棺体験や終活カウンセラーによる相談会を開き、いずれも参加者に好評でした。この日預かった志納料の一部は、11月5日に豊田市社会福祉協議会へ寄付をする予定です。
JAあいち豊田サービスは葬儀のほか、お墓参りや墓掃除の代行をする「お墓のお掃除代行サービス」や故人の布団を供養する「布団供養祭」など、組合員や地域住民に喜ばれる活動を積極的に行い、社会貢献に努めています。
写真=祭壇に供えた人形を供養する来場者と長善寺副住職