JAあいち豊田柿部会は10月10日、豊田市四郷町にあるJA選果場で柿「富有」「次郎」「富士柿」の目ぞろえ会を開きました。今年は夏の高温で小玉傾向にあるが、病害の被害は少なく味なども良い仕上がりです。「富有」「次郎」「富士柿」は13日から順次荷受けを開始します。
この日は、部会員7人と市場関係者、JA愛知経済連、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課が参加し、部会員が持ち寄った柿をサンプルに、食味を確かめ、果径や赤色などの出荷規格を統一しました。柿部会の梅村釼二部会長は「今年は果樹カメムシが多発し被害が懸念されるが味や品質は上々の出来。今後もカメムシの発生などに注意して、品質のよいものを出荷してほしい」と話しました。
柿部会8戸の農家が、301.4アールで柿「太秋」「富有」「次郎」「富士柿」を栽培しています。品種を変えながら11月下旬まで出荷が続き、今年は合計約5トンの出荷を目指します。また、柿部会では規格外品を加工用で買い取り「柿ようかん」などにして販売しています。農家所得向上にも力を入れています。
写真=出荷規格を確認する部会員ら