JAあいち豊田産直部会は9月11日、豊田市小坂町にある豊田市民文化会館で土づくり研修会を開きました。これは、農業生産の基本である土づくりの基礎を理解することで、安定した生産を目指すものです。午前と午後の2部制で産直部会員約140人が参加しました。
この日は、タキイ種苗株式会社中部支店の岡田湧大氏が講師を務め、土づくりや日本の気候変動、排水対策を中心に説明しました。土づくりには通気性や含まれる肥料成分、微生物の活発化などが必要であることや、近年の日本は夏の気温の上昇が著しく、大雨の発生頻度も増加しているとし、地表と地下の排水対策をしっかりと行うことが大切だと話しました。講師の岡田さんは「土づくりは野菜の生育を支える根の生長に欠かせないもの」と話しました。出席したJA長谷川陽一経済担当常務理事は「農業の根幹である土づくり。より良い品質の農産物を消費者に届けるためにこの研修で理解を深めてほしい」と話しました。
JA産直部会は、管内5つの支部で構成し、JA産直プラザやグリーンセンターの産直コーナーに農産物を出荷する組織です。定期的に研修会を開き、安定して農産物を生産できるよう組合員をサポートし、所得向上につなげていきます。
写真=熱心に話を聞く部会員ら