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JA・生協・行政が米の消費拡大で連携/食べまい豊田のお米プロジェクト初出荷式

2024.09.05

 JAあいち豊田は9月5日、2024年産の新米「コシヒカリ」の出荷にあわせて、豊田市上郷町のJAあいち豊田上郷集出荷場で「食べまい豊田のお米プロジェクト初出荷式」を初めて開きました。式典には、主催するJAあいち豊田の石川尚人代表理事組合長や共催のトヨタ生活協同組合の加藤昭夫理事長、来賓の豊田市の太田稔彦市長ら合わせて14人が出席しました。式典後、新米を載せたトラックが出発し、この日は約17トンの米を出荷しました。
 食べまい豊田のお米プロジェクトは、2015年に発足。以前は「行政とJA」や「生協とJA」それぞれで米の消費拡大を模索していたが、三者で協議を重ね、2015年産米から「食べまい豊田のお米」をキャッチコピーに、豊田市内の生協店舗を中心に豊田市産の米の販売を始めました。プロジェクト開始前はJAからトヨタ生協への米の出荷が年間72トンだったが、開始初年の2015年産は513トンに増加しました。JA・生協・行政が連携し、さらに地元産米の消費拡大を進め、10年目の2024年産は年間1020トンを出荷する予定です。
 式典では、出席者全員で新米の試食をしたほか、フィナーレにはテープカットを行い、新米を載せたトラックが出発しました。JAの石川組合長は「新米を出荷できることを大変うれしく思う。深刻な米不足が続いたが、これからは十分に米がある事を消費者に伝え、より多くの地元の方に購入してもらい、地産地消を進めたい」と話しました。JAあいち豊田の直売施設では9月6日から新米フェアを開くほか、7日からはトヨタ生協の豊田市内店舗でも新米の販売を始めます。

 

写真=テープカットで新米の出荷を祝う参加者