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松平特産の七草/高品質を目指し栽培研修会開催/JA あいち豊田セリ・七草部会

2024.08.30

 JAあいち豊田セリ・七草部会は8月30日に豊田市松平志賀町にあるJAあいち豊田松平営農センターで春の七草栽培研修会を開き、部会員やJA営農職員、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員、JAあいち経済連らあわせて10人が参加しました。
 研修会では、毎年高品質な七草を栽培するために行っている土壌診断結果や、七草の各作物に登録のある農薬の説明、ほ場の排水性改善など9月から順次始まるは種前の土づくりを学びました。農業改良普及課の小竹博之専門員は「暑さや台風の対策を行い、土壌診断結果を参考に基本となる土づくりを徹底してほしい」と話しました。今後は10月に栽培状況を確認し、12月に目ぞろえ会を予定しています。
 1年間の無病息災を祈って正月に食べる「春の七草」は同市松平地域の特産品です。セリ・七草部会6戸の農家が合わせて約1ヘクタールで栽培しています。ボリュームがあり、「セリ」「ナズナ」「ゴギョウ」「ハコベラ」「ホトケノザ」「スズナ」「スズシロ」の7品目のバランスが良いと消費者からの人気が高く、豊田市の学校給食にも提供しています。昨年度は約26,000パックを出荷し、今年も同量の出荷を予定しています。また、七草パックのほかに地元産米「ミネアサヒ」と合わせた「七草がゆセット」も販売し、JAあいち豊田ネットショップ「MEKIKI」でも取り扱う予定です。

 

写真=栽培管理について学ぶ部会員ら