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秋の味覚梨「あきづき」到来/目ぞろえ会/JAあいち豊田梨部会

2024.08.26

 JAあいち豊田梨部会は8月26日、豊田市四郷町にあるJAあいち豊田選果場で梨「あきづき」の目ぞろえ会を開きました。今年は8月の雨量が少なかったため小玉傾向にあるが、甘みは十分にのっています。27日から荷受けを始めました。
 「あきづき」は糖度が高く果汁も豊富で、シャリシャリとした食感が人気です。同部会では主力品種です。
 この日は、梨部会員をはじめ、市場関係者やJA愛知経済連、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課、JA職員らが参加しました。市場情勢や他産地の果物の情報を共有した後、部会員が持ち寄ったサンプルで着色度合いや糖度、熟度など出荷規格を確認しました。また、農業改良普及課の山本三鶴主任が今後の台風対策で棚の固定や台風による病害虫発生防止のため、台風前後の薬剤散布を呼びかけました。JA梨部会の梅村長史部会長は「とよたの梨でイチオシの品種。皆さんに1度食べてみてほしい」と話しました。
 収穫した梨はJA選果場に運ばれ、非破壊式の光センサーを使って「糖度」「熟度」「着色」などで選別されます。「とよたの梨」のブランド名でスーパーなどの店頭に並びます。市場での評価も高く、豊田市や名古屋市の市場を中心に、岡崎市や浜松市にも出荷するほか、JAあいち豊田のネットショップ「MEKIKI」でも販売します。
 JAあいち豊田梨部会は40戸の農家が23.3ヘクタールで梨を栽培しています。今年は377トンの出荷を見込み、今後はジャンボ梨「愛宕」を12月上旬まで出荷する予定です。

 

写真=梨「あきづき」の出荷規格を確認する部会員