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桃「ゴールデンピーチ」と梨「豊水」の時期到来/目ぞろえ会/JAあいち豊田桃部会・梨部会

2024.08.19

 JAあいち豊田桃部会と梨部会は8月19日、豊田市四郷町にあるJAあいち豊田選果場で桃「ゴールデンピーチ」と梨「豊水」の目ぞろえ会を開きました。今年は8月の雨量が少ないため小玉傾向にあるが、甘みは十分にのり、着色も良好です。ゴールデンピーチは21日から、豊水は20日から荷受けを始めました。
 「ゴールデンピーチ」は白桃とは異なり黄金色果肉の大玉で、果汁が多く酸味は少ないです。糖度が高くマンゴーのような食感が楽しめる人気品種です。「豊水」は果汁がたっぷりで、果肉が柔らかく甘さとほどよい酸味が特徴の品種です。
 この日は、部会員をはじめ、市場関係者やJA愛知経済連、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課、JA職員らが参加しました。市場情勢や他産地の果物の情報を共有した後、部会員が持ち寄ったサンプルで着色度合いや糖度、熟度など出荷規格を確認しました。JAあいち豊田桃部会の永田豊明部会長は「シーズン最終のゴールデンピーチ。最後まで力を入れて作業してほしい」と呼びかけました。
 収穫した桃と梨はJA選果場に運ばれ、非破壊式の光センサーを使って「糖度」「熟度」「着色」などで選別されます。「とよたの桃」、「とよたの梨」のブランド名でスーパーなどの店頭に並びます。市場での評価も高く、豊田市や名古屋市の市場を中心に、岡崎市や浜松市にも出荷されます。またJAあいち豊田のネットショップ「MEKIKI」でも販売します。
 JA桃部会は50戸の農家が54.4ヘクタールのほ場で8品種の桃を栽培しています。「ゴールデンピーチ」が終わる9月中旬までに約450トンを出荷する予定です。
 また、JA梨部会は40戸の農家が23.3ヘクタールで梨を栽培しています。今年は377トンの出荷を見込み、今後は主力品種の梨「あきづき」やジャンボ梨「愛宕」など、12月上旬まで出荷が続く予定です。

 

=ゴールデンピーチの出荷規格を確認する部会員