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研修生が野菜を販売/消費者と交流楽しむ/JAあいち豊田

2024.08.07

 JAあいち豊田と豊田市が共同運営する農業研修施設「豊田市農ライフ創生センター」は7月31日と8月7日、豊田市西町にある豊田市役所南庁舎の1階ロビーで販売実習を行いました。これは豊田市農ライフ創生センター担い手づくりコースのカリキュラムの一環で、農産物を販売するノウハウを学び消費者との交流等を体験することが目的です。
 8月7日は、担い手づくりコース20期生11人が研修で栽培・収穫したナスやキュウリ、ピーマンなどのほか、学んだ内容を応用して個人で栽培したイチジクや冬瓜、青シソなど約25種類を販売しました。7月の実習ではすぐに売れてしまったため今回は前回の2倍以上の品種と品数に増やし、前日の研修後に袋詰めや値付けなどの準備をして、合計500点以上を用意しました。研修生の1人は「多くのお客さんが来て買ってくれたことが何よりうれしい。研修修了後もこの経験を活かしたい」と話しました。今後のカリキュラムは、各研修生が栽培の計画・実施をしたほ場の栽培管理状況や作物の生育状況を評価する判定会を開き、2025年2月に修了する予定です。
 豊田市農ライフ創生センターは2004年4月、遊休農地の活用と高齢者の生きがいづくりを目的に開講しました。担い手づくりコースは平坦地と中山間地の市内2カ所の施設で実施し、研修修了後には各自で農作物の栽培と産直施設や市場へ出荷することを目指します。希望者には就農後の農地の借受け支援もあり、地域農業を支える新しい担い手をサポートしています。

 

写真=お客さんに商品のPRをする研修生