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高品質な小菊が出品される/稲武の小菊品評会/JAあいち豊田稲武高原花き部会

2024.08.02

 JAあいち豊田稲武高原花き部会は8月2日、豊田市武節町にあるJA稲武営農センターで小菊品評会を開きました。白・黄・赤色の小菊合わせて21点が出品され、特別賞のあいち豊田農業協同組合長賞には、豊田市小田木町の川角修三さんが栽培した黄色小菊の品種「秀みけし」が輝きました。
 この品評会は、栽培技術の改善と品質の向上を目指して農家の経営安定につなげることを目的に、出荷最盛期を迎えるこの時期に毎年開いています。
 審査は、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課とJA職員ら5人が担当しました。出荷規格に準じて花のボリュームや病害虫・サビの有無、フォーメーションなどを中心に審査し、合わせて7点の入賞を決めました。次席にあたる豊田みよし農業改良推進協議会長賞は、白色小菊の品種「ころく」を出品した豊田市小田木町の林利元さんが受賞しました。農業改良普及課の松野純子専門員は「小菊がしっかりそろっており、フォーメーションも良い。病害虫も見当たらなかった」と話しました。出品された小菊は1週間ほど稲武営農センターに展示して、農家に小菊栽培を呼びかけ生産拡大につなげていきます。
 豊田市稲武地区は標高500メートルに位置し、昼夜の気温差が大きいため小菊の色は鮮やかです。日持ちが良いと人気があり、稲武高原のブランドとして定着しています。
 昨年の出荷量は3150ケースで、今年も同量の出荷を目指します。

 

写真=つぼみの開き具合や病害虫、ボリュームなどを見る審査員