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着火剤へ再利用/福祉施設へろうそくを寄付/株式会社JAあいち豊田サービス

2024.07.31

 JAあいち豊田の子会社で、葬祭事業を行う株式会社JAあいち豊田サービス(代表取締役社長:石川尚人)は、今年度から葬儀などで使ったろうそくの残りを茨城県取手市にある取手市立障害者福祉センターふじしろへ寄付する取組みを始めました。初回は7月17日(水)に段ボール箱2箱分のろうそくを寄付し、次回は9月中旬に寄付する予定です。
 これは、豊田市仏教会会長で豊田市東広瀬町にある廣済寺の酒井泰俊住職がユーチューブで取手市立障害者福祉センターがろうそくを着火剤へ再利用する取組みを知り株式会社JAあいち豊田サービスに紹介したことをきっかけに実現したものです。これまで株式会社JAあいち豊田サービスでは、1回の葬儀で2~4本のろうそくを使用するため毎月段ボール箱2箱分の使い終わったろうそくを廃油として処分していました。取手市立障害者福祉センターで再利用して着火剤を作ることで、は株式会社JAあいち豊田サービス社会貢献を目指します。
 着火剤は、溶かしたろうそくに粉砕した木材を入れ、混ぜ合わせたものを固めて作ります。木質系廃材を使った環境にやさしいペレットストーブ用の「ふじしろ着火剤」です。
 株式会社JAあいち豊田サービス葬祭事業部の藤本和正部長は「ろうそくが着火剤へ生まれ変わることができるというのは発想になかった。ぜひできる限り協力し、資源を大切にしていきたい」と話しました。また、廣済寺の酒井住職は「この取組みの輪が広がり、多くの人の力で協力し合えるようになるとうれしい」と話しました。
 株式会社JAあいち豊田サービスは葬儀のほか、お墓参りや墓掃除の代行をする「お墓のおそうじ代行サービス」や故人が大切に愛用していた品々を供養専用のバックに入れ思い出整理のお手伝いをする「思ひで供養パック」などに取り組み、組合員や地域住民に喜ばれる活動を積極的に行っています。

 

写真=ふじしろの着火剤を持つ酒井住職(左)と使い終わったろうそくを持つ同社社員(右)