JAあいち豊田は7月23日、みよし市三好町のJAあいち豊田グリーンステーション三好で、みよし市果樹組合梨部で共選出荷する梨「幸水」の目揃会を開きました。今年は果樹カメムシなど害虫被害が懸念されたが影響はほぼなく、熟度、糖度も十分に乗り順調です。28日から荷受けが始まりました。
「幸水」は酸味が少なく甘みがあり、果汁がたっぷりのシャリ感が楽しめる人気の品種です。市場の人気も高く同部会で力を入れています。
この日は、みよし市果樹組合梨部員をはじめ市場関係者や愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員、JA職員合わせて約30人が参加しました。部員が梨のサンプルを持ち込み、糖度や熟度などを測定しました。梨を実際に見比べながら、着色の選別基準を確認し、市場出荷に向けて規格を統一しました。みよし市果樹組合梨部の塚崎美詔部長は「今後高温が続く予想なので、出荷前の玉伸びのためかん水をしっかり行ってほしい」と話しました。またJA営農生活部の大橋克英部長は「しっかり目をそろえてみよしのおいしい梨を出荷してほしい」と話しました。
収穫した梨は、豊田市や名古屋市の市場へ「みよしの梨」として出荷されます。みよし市果樹組合梨部は12人の農家が9.2ヘクタールの畑で4品種の梨を栽培し、今後は梨「豊水」、「あきづき」の出荷を予定しています。9月末までに合計約88トンの出荷を見込みます。みよし市で栽培する果実の総称を「甘みよし」として、産地のブランド化にも力を入れています。
写真=梨の出荷規格を確認する部会員ら