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主力品種の梨「幸水」目ぞろえ会/需要高まる盆に向け出荷始まる/JAあいち豊田梨部会

2024.07.19

 JAあいち豊田梨部会は7月19日、豊田市四郷町にあるJA選果場で梨「幸水」の目ぞろえ会を開きました。「幸水」は酸味が少なく甘みがあり、果汁がたっぷりのシャリ感が楽しめる人気の品種です。今年の生育は適度な降雨と日照があり順調に進み、品質は良好です。荷受けは24日から始める予定です。
この日は、梨部会員をはじめ、市場関係者やJA愛知経済連、JA職員らが参加しました。市場情勢や他産地の果物の情報を共有し、市場関係者は「盆に需要が高まるため早めに出荷してほしい」と部会員に呼びかけました。また、部会員が持ち寄ったサンプルの梨を手に取って着色度合いや糖度、熟度、出荷規格などを確認しました。梨部会の梅村長史部会長は「熟度が進んでいるものが多い傾向にあるため、早めに収穫してほしい」と話しました。
 収穫した梨は、コンテナに詰めJA選果場に運ばれ、非破壊式の光センサーを使い、「糖度」「熟度」「着色」などで選別されます。「とよたの梨」のブランド名でスーパーなどの店頭に並びます。市場での評価も高く、豊田市や名古屋市の市場を中心に、岡崎市や浜松市にも出荷されます。
 梨部会は豊田市猿投地区、上郷地区の生産者40人が所属し、合わせて23.3ヘクタールで梨を栽培しています。今年は377トンの出荷を見込んでいます。今後は9月の「あきづき」、11月のジャンボ梨「愛宕」など12月中旬まで出荷が続く予定です。

 

写真=梨の出荷規格を確認する部会員