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梨のシーズン到来/梨「愛甘水」「あけみず」収穫開始/JAあいち豊田梨部会

2024.07.17

 県内有数の梨の産地豊田市で7月17日、JAあいち豊田梨部会が早生品種の梨「愛甘水」「あけみず」の収穫作業を始めました。今年は開花が例年より少し遅れたものの昨年並みの収穫開始となりました。ほどよい降雨と日照により生育は順調に進み、病害虫の被害も少なく高品質な梨に仕上がっています。
豊田市南部の福受町にある青木孝行さんの畑でも収穫作業が始まりました。生育状況や着色具合、形などを見ながら、丁寧に収穫し出荷用のコンテナに詰めていきました。青木さんは「これから暑くなるので、みずみずしい梨を多くの方に食べてもらいたい」と話しました。
 収穫した梨は、福受町にある集荷場に集められた後、豊田市四郷町にあるJA選果場で光センサーを使い、「糖度」「熟度」「着色」などで選別されます。「とよたの梨」のブランド名でスーパーなどの店頭に並びます。市場での評価も高く、豊田市や名古屋市の市場を中心に出荷されます。梨「愛甘水」「あけみず」の収穫は約1週間で終わり、続いて梨「幸水」の収穫が始まります。
 梨部会は豊田市猿投地区、上郷地区の農家40戸が所属し、合わせて23.3ヘクタールで8品種の梨を栽培。全品種合わせて昨年より4トン多い377トンの出荷を見込んでいます。今後は品種をリレーしながら12月中旬まで出荷が続く予定です。

 

写真=一つずつ丁寧に梨を収穫する青木さん