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味も糖度も大きさも抜群/桃品評会で高品質な白鳳出そろう/豊田市農産物ブランド化推進協議会

2024.07.11

 豊田市農産物ブランド化推進協議会は7月11日、豊田市山之手にあるメグリア(トヨタ生活協同組合)本店で豊田市農林畜産物品評会「桃の部」を開きました。JAあいち豊田桃部会が、出荷のピークを迎える主力の桃「白鳳」を3玉(1玉330グラム~360グラム)1点とし、全19点を出品。糖度18.2度の桃が出品されるなど、外観・内容とも良い桃が出そろいました。厳正な審査の結果、豊田市舞木町の大岩孝弘さんが金賞に輝きました。今年は適度な降雨と日照により大玉傾向で、病害虫被害も少なく高品質な仕上がりです。
 品評会は生産者の生産技術や品質の向上を目指し、より良いものをより安全に消費者へ提供し、農林畜産物の振興と消費拡大が目的です。一般消費者が多く訪れるメグリア(トヨタ生活協同組合)本店で行うことで地元農産物を知ってもらうきっかけを作ります。
 この日は、愛知県豊田加茂農林水産事務所の職員や市場関係者、トヨタ生協の職員の4人が、外観や糖度、食味など全6項目を各10点満点で審査しました。結果、銀賞には春日井市坂下町の加藤明彦さん、銅賞には豊田市舞木町の森安孝さん、メグリア賞には豊田市舞木町の磯村嘉美さん、消費者賞には豊田市舞木町の森誠之さんが受賞しました。審査した農業改良普及課の山本三鶴主任は「今年は大玉傾向で味が濃く、高糖度のものが多く出そろった。9月まで続くとよたの桃を多くの人に食べてほしい」と話しました。トヨタ生協青果統括室の浅井優輝さんは「1つ1つ甘みや風味が違い、おいしいものばかりだった。とよた自慢の果物を消費者に提供していきたい」と話しました。
 今回受賞した桃は、品評会会場の隣に設けたとよたの桃の販売コーナーに展示し、とよたの桃の品質を来店者にPRしました。出品された桃は、豊田市滝脇町にある社会福祉法人みどりの里の笑いの家ショートステイセンターに寄付します。
 桃部会は50戸の農家が合わせて54.4ヘクタールのほ場で8品種の桃を栽培しています。ゴールデンピーチ」などの晩生品種が終わる9月中旬までに約450トンを出荷する予定です。

写真=厳正に審査する審査員ら