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さなげのスイカ出荷スタート/大玉で高糖度/JAあいち豊田猿投西瓜部会

2024.06.13

 JAあいち豊田猿投西瓜部会は、スイカ産地の豊田市猿投地区で6月12日からスイカの出荷を始めました。今年は、栽培初期の多雨や日照時間が少なかったため出荷開始は昨年より5日遅くスタートしたが、出来は上々で十分な甘みもあります。6月下旬から出荷ピークを迎え、7月中旬までに約306トンを出荷する見込みです。
 部会員が収穫したスイカはJAあいち豊田猿投営農センターでサイズごとに選別し、手で軽く叩いて響く音で空洞がないかなど実に異常がないかを確認後、箱に詰めて市場へ出荷します。猿投西瓜部会では糖度11度以上のものしか出荷しないと基準を設ける中で、検品のためカットしたスイカは糖度13.0度。11度を超えると甘いといわれる中、甘さも十分です。猿投西瓜部会の一野靖行部会長は「今年もおいしいスイカができた。シャリ感と甘みの強いさなげのスイカをぜひ味わってほしい」と話しました。
 猿投西瓜部会で栽培する主力のスイカ「祭ばやし777(スリーセブン)」は、食べた瞬間のシャリ感と高糖度で消費者に人気が高いです。愛知県内のスーパーや今月17日から営業するJA選果場の直売所、JAあいち豊田ネットショップ「MEKIKI」で販売します。
 8戸の農家で構成する猿投西瓜部会は、豊田市御船町・上原町・亀首町を中心とする猿投地区の約6㌶の畑でスイカを栽培します。猿投西瓜部会では、市場に出回るスイカが比較的少ない6月上旬の出荷開始をねらい、まだ寒い2月下旬からビニールトンネルを使って栽培を始めます。

 

写真=収穫した「さなげのスイカ」をトラックに積み込む部会員