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とよたの桃出荷始まる/「ちよひめ」目ぞろえ会/JAあいち豊田桃部会

2024.06.11

 県下有数の桃産地、豊田市猿投地区で桃の収穫が始まりました。JAあいち豊田桃部会は、早生品種「ちよひめ」の集荷を13日から始めます。今年は4月と5月に好天が続いたこともあり、生育はかなり順調です。病害虫被害も少なく、豊作が見込めます。
 6月11日には、豊田市四郷町にあるJA選果場で桃の早生品種「ちよひめ」の目ぞろえ会を開きました。この日は、桃部会員をはじめJAあいち経済連や市場関係者、JA職員など合わせて21人が参加。市場関係者が他産地の果物出荷状況を説明した後、部会員が持ち寄った桃のサンプルで形状や熟度などの出荷規格を確認しました。市場関係者は「今年は糖度も高く、味がのっている」と話し、桃部会の永田豊明部会長は「とよたの桃のシーズンが始まった。出荷規格をしっかりと確認して、品質の良い桃を出荷してほしい」と話しました。
 選果場に集められた「ちよひめ」は、傷がないかなどを人の手で直接確認した後、光センサーを使い糖度などを調べ、大きさごとに箱に入れて出荷します。桃部会は50戸の農家が54.8ヘクタールで8品種の桃を栽培。豊田市をはじめ、名古屋市・岡崎市・静岡県浜松市などの市場に出荷します。今回の「ちよひめ」を皮切りに、7月の中心品種「白鳳」を経て晩生品種「ゴールデンピーチ」が終わる9月中旬まで500トンの出荷を目指しています。主要品種はJAネットショップ「MEKIKI」でも販売します。