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他産地に負けない高品質な小菊を/小菊目ぞろえ会/下山高原生花生産組合

2024.06.10

 下山高原生花生産組合は6月10日、豊田市大沼町にあるJAあいち豊田下山営農センターで小菊の目ぞろえ会を開きました。下山高原生花生産組合員13人のほか愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員、JA職員ら合わせて20人が参加し、市場担当者を交えて出荷規格を話し合いました。
 豊田市は県下1位の小菊産地。中でも下山高原生花生産組合のある下山地区は高品質かつ出荷量も多い。下山地区は、300~650メートルと標高が高く、朝晩の温度差が大きいため、花の色が鮮やかなのが特徴です。また、開花から10日ほど咲き続けるので、花持ちが良いと市場や需要者からの評価も高い。下山高原生花生産組合では出荷が大きく動き出すこの時期に目ぞろえ会を開いています。
 目ぞろえ会では、組合員が持ち寄った小菊を使い花屋や量販店が求める小菊を説明しました。葉のつき具合やつぼみの大きさ、開き具合などを見ながら、ロスなく安定供給を目指すため出荷規格を確認しました。下山高原生花生産組合の梶孝光組合長は「天候を見て収穫作業を進め、規格を揃えて高品質な下山ブランドの小菊を出荷できるよう努めてほしい」と話しました。
 下山高原生花生産組合組合は16戸の農家が所属し、合わせて約6.5㌶で小菊を露地栽培しています。5月下旬から10月上旬にかけて品種を変えながら約120種類の小菊を共撰出荷しています。毎月、役員らが組合員のほ場を巡回する栽培指導を行い、ブランド化と産地の維持に努めています。

 

 

写真=小菊の出荷規格を確認する組合員