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出荷規格をしっかり確認/ナス「筑陽」目ぞろえ会/JAあいち豊田なす部会

2024.06.07

 JAあいち豊田なす部会は6月7日、豊田市高崎町にある豊田市公設地方卸売市場でナス「筑陽」の出荷目ぞろえ会を開きました。出荷規格の統一のほか、各部会員に生育状況を確認し、早ければ6月17日から出荷を始めます。
 この日は、なす部会員15人のほかJAあいち経済連や市場関係者、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員、JA職員ら合わせて31人が参加し、市場関係者が他産地の出荷状況を説明しました。その後、サンプルのナスを見ながら、形状や傷の有無、箱詰方法などを確認し出荷規格を統一しました。なす部会の杉本善紀部会長は「これから暑くなるので熱中症対策をしっかりと行い、無理をしないで出荷作業を進めてほしい」と話しました。農業改良普及課の伊藤緑専門員は「いいナスがたくさん出荷できるように、早めに適切な害虫防除を心がけて栽培期間を乗り越えてほしい」と話しました。
 なす部会は43戸の農家が3.2㌶の畑でナス「筑陽」を栽培。早くて6月中旬から出荷が始まり、約5カ月にわたる長期間で160㌧の出荷を予定しています。「筑陽」はボリュームがあり消費者や市場からも好評で、豊田市内の学校給食にも使われています。
 また、なす部会は、動画を使った栽培技術の継承に力を入れています。2021年から、ベテラン部会員のナスほ場で撮影を開始し、計画した14本の動画が間もなく完成します。完成した動画は、順次部会員に公開し、栽培研修会などで使用しています。

 

写真=出荷規格を確認する部会員ら