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病害虫対策に備える/イチジク栽培研修会/JAあいち豊田いちじく部会

2024.05.23

 JAあいち豊田いちじく部会は5月23日、豊田市上郷町にあるJA上郷営農センターで栽培研修会を開き、上郷・高岡地区の部会員へ今後の栽培管理の説明をしました。いちじく部会員や愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課、JA職員など合わせて27人が参加しました。
 この日は、農業改良普及課の鈴木暁子技師が資料をもとに今後の栽培の注意点などを説明しました。6月から発生が懸念されるアザミウマ類やカミキリムシ類などの病害虫防除方法を詳細に伝えました。鈴木技師は「今年は定期的に雨が降り、発芽や生育は順調に進んでいる。今後は、乾燥が長引かないようにかん水を適宜行ってほしい」と話しました。また、いちじく部会の中野美徳部会長は「今年も厳しい暑さが予想されるので、熱中症に気をつけて作業してほしい」と話しました。今後28日には、豊田・猿投・三好地区の部会員に向けて同様の研修会を開き、ほ場巡回を経て8月の初出荷を予定しています。
 いちじく部会は、41人が合わせて6.1ヘクタールでイチジク「桝井ドーフィン」「サマーレッド」を栽培しています。昨年は名古屋市場などに約62トンを出荷し、今年も同量の出荷を目指します。

 

写真=熱心に説明を聞く部会員