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高品質な桃の安定出荷目指す/桃の摘果講習会/JAあいち豊田桃部会

2024.05.20

 JAあいち豊田桃部会は5月20日、豊田市舞木町にある桃部会の永田豊明部会長のほ場で摘果講習会を開き、桃部会員や愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員、JA職員など34人が参加しました。この日は、摘果作業を農業改良普及課の山本三鶴主任が注意点などを説明し、JAの斎藤哲男専門技術員が実演しながら説明しました。
 この講習会は、開花後20日ごろから始まる段階的な摘果と今後の管理を学ぶもので、毎年この時期に開いています。作業は余分な果実を早めに取ることで、玉ぞろいや肥大、糖度など、品質が優れた果実を安定的に生産するために行います。
 今年は昨年より満開期が遅かったが、その後の天候により果実の肥大は進み、生育はおおむね良好です。農業改良普及課の山本主任は「今年はカメムシの大量発生が懸念される。早めの袋掛けなど適期に防除を心がけてほしい」と話しました。
 同部会は50戸の農家が54.8㌶で8品種の桃を栽培しています。昨年の出荷量は421.6㌧で、今年は500㌧を目標に名古屋市・豊田市・岡崎市・静岡県浜松市などの市場に出荷します。6月中旬の早生品種「ちよひめ」を皮切りに、中心品種「白鳳」を経て9月の「ゴールデンピーチ」まで出荷は続きます。

 

写真=摘果作業の説明を聞く部会員