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詐欺未然に防ぎ/警察から感謝状/JAあいち豊田保見支店

2024.05.14

 JAあいち豊田保見支店は5月14日に、特殊詐欺被害の発生を未然に防止したことで豊田警察署から感謝状が贈られました。
 感謝状を受け取ったのは、JAあいち豊田保見支店の鈴木徹支店長と植田いづみさん、市川実鈴さんの職員3人です。
 4月4日の昼過ぎ、40代外国人女性が振り込みをしたいと来店し、窓口係の市川さんがATMでの手続きの対応をしました。振り込み先のことで、同僚の植田さんに相談したところ、振り込み金額がATMの限度額以上の金額だったため不審に感じ鈴木支店長に報告しました。支店長が振り込み先の相手のことや資金使途等をヒアリングしても受け答えがおかしく、危険を感じ警察に通報しました。警察によると、インスタグラムで知り合い、会ったこともない相手に高額な金額を振り込む「色恋詐欺」だということが分かりました。鈴木支店長は「最初に対応した職員の気付きが大切だと感じた。犯人が焦らせてきても、慌てないで周囲の人に相談をしてほしい。その相談先になれるよう職員全員が意識したい」と話しました。
 15日には、JAあいち豊田土橋支店の中田準也副支店長が3月にATM利用者の特殊詐欺被害を防止したことで、同様に感謝状が贈られました。
 愛知県で今年3月の被害認知件数は283件、被害額6億8千万円。そのうちJA管内の豊田市とみよし市は、被害認知件数21件、被害額7千3百万円を超えています。
 今後も研修等を通じて詐欺被害などを学び、日ごろから組合員・利用者に目を向け、JAの窓口らしく親近感のある接客対応を心がけて利用者に注意喚起をし、特殊詐欺等の発生を未然に防止していきます。

 

写真=感謝状を受け取った同JA職員