JAあいち豊田は5月14日、豊田市の豊田地区と猿投地区で栽培するカボチャのほ場を巡回しました。生育は病害虫被害もほぼなく順調であることを確認し、生産者を交えて今後の病害虫対策などを話しあいました。
この日は、JA営農担当者や愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員らがカボチャを栽培する8人の農家全員のほ場を巡回しました。定植日や定植本数を聞き取り、生育状況やうどんこ病など病害虫の有無を確認し、摘芯や雌花取りなど今後の管理方法をアドバイスしました。農業改良普及課の伊藤緑専門員は「これから病害虫等の発生が懸念される。注意してその都度防除してほしい」と呼びかけました。今後は、6月にほ場巡回と出荷目ぞろえ会を開き、7月上旬から収穫を始めます。収穫後は、貯蔵性の向上やデンプンの糖化を促進させるため、1週間から10日程度風通しの良い日陰で乾かした後出荷します。
JAは、卸売業者と契約して品種「味平かぼちゃ」と「グラッセ」を出荷しました。今年度は8人の農家があわせて約30アールで栽培し、5トンの出荷を目指します。小売店からの要望が高い2~3Lサイズ(1玉1.7キログラム前後)のカボチャを中心に7月中旬から出荷する予定です。
写真=今後の栽培管理方法を話しあう生産者(左)と伊藤専門員(右)