JAあいち豊田なす部会は4月25日、豊田市逢妻町にあるJA豊田営農センターでナスの定植講習会を開きました。これは、部会に加入して1、2年目の若手部会員を対象に、栽培初期の管理方法を学ぶことが目的です。
この日は、部会員のほか愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員やJA職員など合わせて11人が参加しました。農業改良普及課の伊藤緑専門員が資料をもとに説明動画を見ながら定植のやり方や病害虫の防除方法を伝えました。農業改良普及課の伊藤緑専門員は「今後1カ月は降水量が多い見込み。病気が出やすい可能性があるので適宜防除に努めてほしい」と話しました。その後は、豊田市宮口町にある部会員のほ場で定植の実技講習を開きました。ベテラン部会員の川上健児さんが定植や支柱立て、誘引の手順やポイントを説明し、実際にやって見せました。若手部会員も一人ずつ実践し、質問しながら作業のポイントを細かく確認しました。今後は、ほ場巡回を経て、6月中旬から出荷を開始する予定です。
現在、なす部会は43人の農家が約3ヘクタールでナスを栽培しています。出荷するナス「筑陽」はボリュームがあり消費者や市場からも好評で、豊田市の学校給食にも使われています。
写真=アドバイスを受けてナスの定植をする若手部会員