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茶摘み体験に園児が参加/豊田市のお茶どころで開催/豊田市茶業組合

2024.04.22

 豊田市茶業組合は4月22日、豊田市豊栄町にある茶業組合組合員のいしかわ製茶工場で茶摘み体験と手もみ講習会を開き、茶業組合組合員をはじめ県や市、JAあいち豊田の関係者らが参加しました。組合では30年以上もの間、手もみによる製茶技術の向上と伝統技術の継承、食の大切さを学ぶ茶育を目的にこの講習会を開いています。
 この日は、JAあいち豊田早川信代表理事専務や豊田市の太田稔彦市長らが、茶畑近くにある豊田市渡刈こども園と寿恵野こども園の年長児合わせて100人近くの園児と一緒に茶業組合の石川龍樹組合長の畑で新茶の茶摘み体験をしました。その後、早川専務らが若手組合員からコツを教わりながら茶作りの原点となる手もみ製法を学びました。
 豊田市は、全国・関西・県の品評会で優秀な成績を上げる優良な茶産地です。抹茶の原料となる「てん茶」を主に栽培しているます。また、緑茶の中でもうまみや香りが特に優れ、高級な部類に分けられる「かぶせ茶」の産地としても有名です。一部「煎茶」も作り「とよた茶」ブランドとして市民にも親しまれています。
 茶業組合の石川龍樹組合長は「例年通り順調に生育している。7月末に開催する品評会に向けて組合員全員で上質なお茶作りをしていきたい」と話しました。
 豊田市茶業組合は、主に豊田市豊栄町・住吉町・吉原町など25戸の農家で構成し茶を栽培しています。組合員が力を合わせ優良茶の製造や安全・安心な茶作りに努めています。

 

写真=園児と茶摘みを体験するJA早川代表理事専務