みよし市は4月6日、みよし市打越町にある緑と花のセンター「さんさんの郷」で、援農ネットみよし令和6年度農業研修入講式を開きました。今年度の受講者は、野菜栽培を始めたい人向けの農業ふれあいコース16人と、就農に必要な農業の基礎を学ぶ就農者育成コース6人の合わせて22人が入講しました。
この日は、入講生をはじめ、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の森くみ子課長やJAあいち豊田の長谷川陽一常務理事らが出席しました。長谷川常務理事は「農業を学ぼうとする姿勢は大歓迎です。大変なことや難しさもあるが夢を持って楽しく学んでください」と話しました。
式後は、各コースに分かれて研修が始まりました。就農者育成コースでは、センターに隣接する畑でキュウリやナス、トマトなどの苗定植に供えた耕起や畝立て、マルチングを行いました。受講生が役割分担をして鍬で土を掘り起こしたり、管理機を使って畑の平起こしをするなど、和気あいあいとした雰囲気で作業は進みました。
農業ふれあいコースは毎週土曜日の午前中、就農者育成コースは毎週水曜日の午前中に実習があり、JAあいち豊田も職員を派遣して農業研修の指導をしています。援農ネットみよしは、持続可能な農業の実現と市民参加による農業振興を目的に、農業従事者の高齢化と後継者不足、担い手不足による農地の遊休化などの解消に寄与することが目的です。農業研修や営農相談などを行い、農業の裾野を広げています。
写真=協力してマルチを張る受講生