JAあいち豊田猿投西瓜部会は3月18日、豊田市猿投地区でスイカのほ場巡回指導会を開きました。部会員のほ場を巡回し、生育を確認しながら今後の栽培管理を話し合いました。県下でも出荷時期が早い猿投西瓜部会のスイカは、2月下旬から定植しビニールトンネルで栽培しています。3月以降は気温変化が激しいため、適切な温度管理を呼びかけました。
猿投西瓜部会では有利販売をするため、市場に出回るスイカが比較的少ない6月上旬の出荷開始を目指し、まだ寒いこの時期から栽培を始めます。
この日は、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員とJA営農アドバイザーらが参加しました。部会員のほ場6カ所をまわり、定植直後のスイカの状態を確認し、今後の栽培方法を話し合いました。普及課の小竹博之専門員は「おおむね順調に生育している。今後、定植した苗が急激な気温差や湿気の影響を受けないように、トンネル内の温度や湿気過多に注意して適切な管理を心掛けてほしい」と話しました。今後は、スイカの交配が始まる4月中旬にほ場巡回を行う予定です。
昨年は、7人の部会員が合わせて約7ヘクタールでスイカを栽培。品種「祭りばやし777(スリーセブン)」を中心に、名古屋市や豊田市の市場へ約302トンを出荷しました。
P=スイカの生育状況を確認する部会員ら