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七草出荷まもなく/パック詰めにひと工夫

2023.12.19

 JAあいち豊田セリ・七草部会は12月19日、豊田市松平志賀町のJA松平営農センターで七草の出荷目ぞろえ会を開きました。今年は11月の異例な高温の影響で、規格以上にで生育が進むことが懸念されたが、部会員の適切な栽培管理で品質は良好で、ボリュームのある春の七草が出荷できる見込みです。1月3日から昨年と同様の約26,000パックを出荷します。
 この日は、部会員や市場関係者、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課、JA職員ら合わせて15人が参加し、部会員が持ち寄ったサンプルを使って草丈の長さや葉の枚数など品目ごとに出荷規格を確認しました。また、パック詰めの荷姿では、見間違えやすいホトケノザとナズナの置き場所を離し、特産のセリを見栄えの良い場所に配置することで全体的にボリュームを作ります。消費者に手に取ってもらいやすいよう工夫しました。27日から収穫や出荷の事前準備を始め、大晦日や正月も休まず作業を行います。部会員のひとりは「無事に出荷できるように、年末年始の収穫作業をしっかりと行っていきたい」と話しました。
 セリ・七草部会は5戸の農家が所属し、合わせて約1ヘクタールで栽培しています。松平営農センターで集荷し、JA職員らでパックに詰めて名古屋、豊田、岡崎などの市場へ出荷します。また、今年からJAネットショップ「MEKIKI」で、七草と地元産の米「ミネアサヒ」を合わせた宅配用の「七草がゆセット」の予約を受け付けるなど、販路の拡大を行っています。

 

 

写真=品目ごと出荷規格を決める部会員ら