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ベテランの部会長が実践指導/せん定講習会/みよし市果樹組合共撰梨部会

2023.12.13

 みよし市果樹組合共撰梨部会は12月13日、部会員を対象に梨のせん定講習会を開きました。せん定は、日当たりや風通しを良くし樹勢を一定にすることで安定的な収量を確保することと、作業性の向上が目的です。次作に向けて樹木の休眠期に講習会を開くことで、梨のさらなる品質向上と農家の所得向上に努めます。
 この日は、部会員や愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員、JA職員、農機メーカーあわせて14人が参加しました。講習会はみよし市明知町にある塚崎美詔部会長のほ場で開き、農業改良普及課の鈴木暁子技師がせん定の順序や注意点などを説明しました。その後、塚崎部会長が余分な枝をはさみで切り落とすせん定作業や、誘引作業のポイントを実践して指導しました。農業改良普及課の鈴木技師は「次作に向けて十分に花芽を着生できるよう、切る枝と残す枝を見極めてせん定してほしい」と話しました。また、農機メーカーがせん定作業に使う電動ハサミなどを紹介しました。梨の他に柿のせん定講習会も開く予定です。
 みよし市果樹組合共撰梨部会部会は、12人の農家が8.5ヘクタールのほ場で4品種の梨を栽培しています。今年は合計91トンの梨を豊田市や名古屋市の市場へ「みよしの梨」として出荷しました。みよし市で栽培する果実の総称を「甘みよし」と呼び、産地のブランド化にも力を入れています。

写真=梨のせん定作業を学ぶ部会員ら