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来年の収穫に向けて準備/冬の防寒対策指導/JAあいち豊田いちじく部会

2023.12.11

 JAあいち豊田いちじく部会は12月11日、冬の管理方法を学ぶほ場巡回指導会を開きました。これは、部会に加入して1、2年目の部会員を対象に、凍霜害を避けるため木に霜があたらないようにワラを巻いて防寒する方法を学ぶことが目的です。
 この日は、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員とJA職員らが部会員のほ場4カ所を巡回しました。寒さに弱いイチジクは、冬の時期は木にワラを巻いて寒さを防ぎます。JA職員は、ほ場ごとに株元や枝にワラを巻き付ける方法などを伝えました。その他、土壌改良診断の結果をもとに堆肥などを入れる時期や主幹の誘引のやり方など、春までの管理手順を指導しました。JA営農相談課の都築孝太郎課長補佐は「幼木は特に凍霜害に弱いので、株元や主幹を特にしっかりワラで覆い、来年の準備をしてほしい」と話しました。今後は3月に、若手部会員に向けてせん定を指導するためのほ場巡回を予定しています。
 現在、いちじく部会は45人が所属し、合わせて6.5ヘクタールで品種「桝井ドーフィン」「サマーレッド」を露地栽培しています。今年は11月末までに61.9トンを出荷しました。

 

 

写真=イチジクの冬の管理方法を話し合う部会員とJA職員ら