JAあいち豊田は10月11日、豊田市西町にある豊田市役所で太田稔彦市長にJAの農業振興にかかる要望書を手渡しました。これは、豊田市が目指す「第3次豊田市農業基本計画」の実現に向けたJAの取組み支援と次年度の農業予算や事業施策などに反映してもらうことが目的です。
この日は、JAの石川尚人代表理事組合長が豊田市の太田市長に、生産コストの上昇による農業経営への影響を緩和するための支援や、中山間地域農業の維持に向けた取組み、地域農業の維持を目的とした施設の整備に関する支援など全5項目を要望しました。JAの石川組合長は、「豊田市の食料安全保障に関わる問題であるため、農業を取り巻く状況やJAの取組みを理解いただき、次年度の市の農業予算や施策に反映してほしい」と話しました。また、豊田市の太田市長は「要望を受け止め、市として何ができるか具体的に探っていきたい」と話していました。
JAは、農業者とともに市民が求める安全で安心な農畜産物の生産拡大や産直などを通じた地産地消などに取り組んでいます。今後も、地域農業の振興に向け、JAの取り組みや方針を同市に伝え、連携強化が図られるように進めていきます。
写真=要望書を手渡すJA石川組合長(左)と受け取る太田豊田市長(右)