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坂本良二さんが金賞と消費者賞を受賞/ナス品評会/豊田市農産物 ブランド化推進協議会

2023.09.02

 豊田市農産物ブランド化推進協議会は9月2日、豊田市高崎町にある豊田市公設地方卸売市場で豊田市農林畜産物品評会「ナスの部」を開きました。JAあいち豊田なす部会の部会員が、ナス「筑陽」を3本1組とし、全12点を出品しました。どれも品質の良いナスが並び、レベルの高い品評会で審査員を悩ませました。厳正な審査の結果、同市竹元町の坂本良二さんが金賞に輝きました。
 品評会は生産者の生産技術や品質の向上を目的に開催。市場開放日に開き、一般消費者が多く訪れる同市場で行うことで、地元農産物を知ってもらい「地産地食」を促しています。
 この日は、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員や市場関係者ら4人が審査しました。出品された3本のそろいや艶、色、形、傷、病害の有無など一つ一つ確認し比較して上位3点を選びました。結果、銀賞は豊田市大沼町の大河原繁さん、銅賞は豊田市冷田町の酒井直さんがそれぞれ輝きました。また、消費者の投票で決まる消費者賞にも金賞を受賞した坂本さんが選ばれました。農業改良普及課の森本杏子主任は「今年は天候の影響で栽培が難しい年となった中で、出品されたものは形やそろい、艶が特によかった」と話しました。出品されたナスは豊田市沢田町にある障がい者支援施設小原寮へ寄付されました。
 なす部会は44戸の農家が2.82ヘクタールでナス「筑陽」を栽培しています。出荷するナス「筑陽」はボリュームがあり消費者や市場からも好評で、豊田市の学校給食にも使われています。出荷は10月末まで続く予定で、今年は145トンを見込んでいます。

 

 

写真=厳正に審査する審査員ら