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とよたの梨を収穫/シャキシャキな梨を味わって

2022.07.20

 県内有数の梨の産地豊田市で、JAあいち豊田梨部会が早生品種の梨「愛甘水」「あけみず」の出荷を7月19日から始めました。今年は梅雨の時期が短く小玉傾向にありましたが、その後の高温で甘みもしっかりある良質な梨となりました。
 7月20日には、同部会員の青木孝行さんの同市福受町にある40アールの畑でも収穫作業が行われました。生育状況や着色具合、形などを見ながら、美味しい梨を消費者に届けるため丁寧に作業しました。収穫した梨「愛甘水」は甘くすっきりした食感が特徴。青木さんは「みずみずしくシャキシャキした食感の美味しい梨を皆さんに食べてほしいです」と話しました。
 収穫した梨は、コンテナに詰め同町の集荷場に集められた後、同市四郷町にある同JA選果場に運ばれ、非破壊式の光センサーを使い、「糖度」「熟度」「着色」などで選別されます。「とよたの梨」のブランド名でスーパーなどの店頭に並びます。市場での評価も高く、同市や名古屋市の市場を中心に、岡崎市や浜松市にも出荷されます。
 同部会は同市猿投地区、上郷地区の生産者43人が所属し、合わせて26.8ヘクタールで梨を栽培。今年は423トンの出荷を見込んでいます。今後は8月上旬の主力品種の「幸水」や9月の「あきづき」、11月のジャンボ梨「愛宕」など8品種を栽培し、12月中旬まで出荷が続く予定です。

写真=一つずつ梨を確認しながら収穫する青木さん