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ボリュームと品質ともに良好「春の七草」/JAあいち豊田セリ・七草部会

2021.12.21

 JAあいち豊田セリ・七草部会は12月21日、豊田市松平志賀町のJA松平営農センターで「春の七草」の出荷目ぞろえ会を開きました。平年よりも暖かい日が続き病害虫の発生が心配されたものの、部会員のきめ細やかな栽培管理で品質は良好です。七草の産地にふさわしいボリューム十分の春の七草になる見込みで、1月3~4日にかけて25,000パックを出荷します。
 この日は、部会員5人をはじめ、市場関係者や同JA職員ら合わせて17人が参加しました。部会員が持ち寄ったサンプルを使い、部会員それぞれの生育状況を聞き取りながら、草丈や葉の枚数など品目ごとにメジャーと量りを使って細かく出荷規格を決めました。また、実際にパックに詰めて見栄えなどもチェックしました。収穫と出荷調製作業は26日から始める予定で、大晦日や正月も返上して作業を行います。同部会の安藤源部会長は「今年は天候に恵まれ、仕上がりは上々。多くの消費者に春の七草を届けたい」と話していました。
 同部会は5戸の農家が所属し、合わせて約1ヘクタールで栽培。同センターで集荷し、JA職員とアルバイトでパックに詰めて名古屋、豊田、岡崎などの市場へ出荷します。また、七草と地元産の米「ミネアサヒ」を合わせた宅配用の「七草がゆセット」を約600セット発送する予定です。

写真=品目ごとに細かく出荷規格を決める市場関係者と部会員ら