旬な農産物を美味しく食べる
健康料理教室
JAあいち豊田では、さまざまな目的に応じた料理教室を開催しています。
- 食農教育…「ちゃぐりんキッズグラブ」「親子料理教室」「実技研修小学校家庭科講座」
- 子育て支援…託児付きの女性大学「ぷちプリ」
- 趣味・生きがい…「コンニャクづくり教室」「みそづくり教室」「伝統料理教室」
- 高齢者福祉活動…ミニデイフォローアップ研修「高齢者向け料理教室」など
健康管理活動のひとつとして、JA愛知厚生連(豊田厚生病院)の管理栄養士による健康料理教室を定期開催しています。
料理教室名 | 開催日時 | |
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高橋料理教室 | 第1火曜日 | 午前10時15分~ 午後12時30分ごろまで |
第1木曜日 | ||
第2火曜日 | ||
松平ふれあい料理教室 (グリーンセンター松平店併設) |
第2木曜日 | |
保見ふれあい料理教室 (保見支店併設) |
第3日曜日 | |
第3木曜日 | ||
三好体験料理教室 (三好支店併設) |
第4火曜日 | |
第4木曜日 |
開催要領(令和3年~令和5年)
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定員を半数(12名)にし、隔月開催
A・Bの2グループ制
Aグループは偶数月
Bグループは奇数月 - 毎回 500円(参加日にお支払い)
- 隔月(2カ月に1回)受講
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開催場所および開催日時
各地域の料理教室ごとに受付・実施となります。
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申込方法
人気が高く定員に達している場合がありますので、ご確認のうえお申込みください。
申込手順1:参加したい料理教室名を決めてください。
申込手順2:1で決めた教室の開催日時より、参加したい開催日時を決めてください。- 月ごとの選択などは出来ません。
- 途中変更もお断りしています。
担当部署
組合員振興課(0565)87-1101
☆各種教室運営で不在の場合があります。予めご了承ください。
料理レシピのご紹介
JAの女性組織による料理教室や組織活動、その他JAグループの取組みなどを通じて集まった料理レシピを紹介します。
季節を実感できる美味しい料理やそれぞれの地域の伝統料理などを、家族や友だちと一緒になって楽しく料理してみてはいかがでしょう!
一緒に食事をとることは人と人をつなぐ、とっても大切なコミュニケーションの場ですよね。
カボチャ丸ごとグラタン
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材料(4人分)
カボチャ 1個 玉ねぎ 1個 生マッシュルーム 1パック ウインナーソーセージ 8本 ピザ用チーズ 適量 ★ホワイトソース バター 40g 小麦粉 大さじ2 牛乳 1.5カップ 塩コショウ 少々 -
- カボチャは丸ごと洗い、水気をつけたまま耐熱皿に頭を下にしてのせ、ラップをして電子レンジに15分加熱する。そのままおいて粗熱をとる。
- 1のカボチャの頭を上にし、上1/3と下2/3に切り分ける。上の部分は果肉をかきとる
下の部分は種とワタを除き、皮から1.5㎝くらいを残し、果肉をくりぬいて器にする。
果肉が固い場合は、ラップをかけ、様子を見ながら電子レンジに2~3分ずつ加熱する。 - 玉ねぎは粗みじん切りにし、生マッシュルームは石づきを切り落とし半分に切る。
ウインナーソーセージは3~4等分に切る。 - ホワイトソースを作る。フライパンにバターを熱し、玉ねぎとマッシュルームを炒め、しんなりしたら小麦粉をふり入れる。粉っぽさがなくなるまで炒め、牛乳を少しずつ加え混ぜる。
牛乳をすべて加え、煮立ったら、塩コショウ、かぼちゃの果肉、ソーセージを加えて混ぜ火を止める。2のカボチャの器に4を入れ、ピザ用チーズをのせ、200℃に予熱したオーブンでチーズがこんがりするまで20~25分焼く。
カボチャとチーズの焼きコロッケ
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材料(4人分)
カボチャ 600g 玉ねぎ 1個 ベーコン 70g ピザ用チーズ 120g マヨネーズ 大さじ2 パン粉 2カップ 塩コショウ 適量 オリーブオイル 大さじ2 -
- パン粉をフライパンでこんがり焼く。
- カボチャは適当な大きさに切り、耐熱容器に入れ、ラップをかけて柔らかくなるまで加熱する。
- 玉ねぎは粗みじん切り、ベーコンは5mm角に切る。フライパンにサラダ油小さじ1を熱し、玉ねぎをしんなりするまで炒め、ベーコンを加えてさっと炒める。
- 2のカボチャの粗熱が取れたら3とピザ用チーズ、マヨネーズ、塩コショウを合わせて混ぜる。
- お好みの大きさに形を整え、全体にパン粉をつけてオリーブオイルをひき焼く。
カボチャのハニーバターソテー
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材料(1~2人分)
カボチャ 1/4個 有塩バター 20g はちみつ 大さじ1 ☆粉チーズ 大さじ1.5 ☆塩 少々 ☆粗挽き黒こしょう 少々 -
- 1/4カットのカボチャの種を取りラップで包んで500wで2分くらい電子レンジで加熱する。
- 粗熱を取り0.5㎝幅の縦長にカットしそれを3等分する。
- 2をもう一度500wで2分くらい電子レンジで加熱する。
- フライパンに有塩バターとはちみつを入れカボチャを両面焼く。☆の調味料を入れ味を整える。(焦げやすいので気をつける)
カボチャのムース
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材料(4人分)
カボチャ 200g 生クリーム 50g 砂糖 15g 【カラメルソース】 砂糖 80g 水 大さじ3 熱湯 大さじ3 -
- カボチャは皮つきのまま種とワタを取ってラップで包み電子レンジ(500w)で5~8分ほど加熱する。
- 小鍋に生クリームと砂糖を入れて砂糖が溶けるまで温める。
- 2と1のカボチャを、ブレンダーにかけて滑らかにする。
- カラメルソースを作る。フライパンに砂糖と水を入れて中火にかけ、動かさないようにしてしばらく加熱する。周りが茶色くなりはじめたらフライパンをゆっくり回して全体に色を入れる。
- 4のフライパンをぬれ布巾の上に置きヘラに伝わせるように熱湯を加えて手早く混ぜ合わせる。
※熱湯を入れた瞬間飛び跳ねるので、注意 - 3を器に盛り、5のカラメルソースをかけて完成。
フルーツティラミス
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材料(直径6cmのグラス2個分)
クリーム ・豆乳ヨーグルト 100g ・マスカルポーネチーズ 60g ・蜂蜜かメープルシロップ 大さじ2 ・ラム酒やリキュールなど 小さじ1 イチゴ(中) 8個 オレンジ 1/2個 ビスケット 5~6枚 エスプレッソコーヒー 50ml -
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ヨーグルトは60~70gになるまで2~3時間水切りする(水切りは、ざるにキッチンペーパーを敷きヨーグルトを入れて冷蔵庫で)。
硬めなヨーグルトの場合は水切りが不要の場合もある。 - クリームの材料を混ぜ合わせる(甘味と香り付けのお酒はお好みで量を調整)。
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ビスケットはコーヒーに浸す。
コーヒーは濃いめのインスタントコーヒー(3gに熱湯50ml程度)でも大丈夫。 - オレンジとイチゴ4個は小さく切り、イチゴ4個は上部飾り用に大きめに切る。
- 容器にビスケット、クリーム、オレンジ、ビスケット、クリーム、イチゴ、ビスケット、クリームの順に入れる。冷蔵庫で冷やし、食べる直前にイチゴとオレンジを飾る。
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ヨーグルトは60~70gになるまで2~3時間水切りする(水切りは、ざるにキッチンペーパーを敷きヨーグルトを入れて冷蔵庫で)。
ポイント
生クリーム不使用でヘルシーかつ泡立ても不要な簡単ティラミスです。旬のフルーツが甘い香りと爽やかさをプラス。さらに豆乳ヨーグルトで軽やかに仕上げています。ヨーグルトの種類・甘さ・リキュールなどはお好みでアレンジしてください。マスカルポーネチーズがない場合は、常温に戻したクリームチーズでも代用できます。
料理研究家 波多野充子
JA広報通信より転載
フルーツクロワッサン
1食当たり約390kcal
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材料(2個分)
クリーム 豆乳ヨーグルト 100g マスカルポーネチーズ 60g 蜂蜜かメープルシロップ 大さじ2 ラム酒やリキュールなど 少々 レモン果汁 少々 イチゴ(中) 6~7個 チョコレート 10g クロワッサン 2個 -
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ヨーグルトは60~70gになるまで2~3時間水切りする
(水切りは、ざるにキッチンペーパーを敷きヨーグルトを入れる)。 - クリームの材料を混ぜ合わせる(甘味と香り付けのお酒はお好みで調整)。
- クロワッサンは2つに開くように切れ目を入れる。
- イチゴは4等分程度に切り、チョコレートは粗く刻む。
- クロワッサンにクリームを塗り、イチゴを載せ、クリームとチョコをトッピングする。
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ヨーグルトは60~70gになるまで2~3時間水切りする
ポイント
フルーツティラミスと同じクリームにレモン果汁を加え、朝食にも楽しい一品。クリームは冷蔵で3日ほど日持ちするので、2品分一緒に作っておくと便利です。こちらは出来たての方が、クロワッサンがサクッとおいしくいただけます。イチゴ以外にバナナやあんこなど、いろいろな物を挟んでお楽しみください。
料理研究家 波多野充子
JA広報通信より転載
春の野菜ずし
1食当たり約465kcal
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材料(3人分)
米 2合 昆布 5cm角 合わせ酢 酢 40ml 砂糖 大さじ1 塩 小さじ1 スナップエンドウ 3本 赤ピーマン 1/2個 シイタケ 3枚 エリンギ 1本 ナガイモ 100g 大葉 3枚 ナバナ 3本 納豆(ひきわり) 小1パック 焼きのり 1枚 ごま油 少々 しょうゆ 少々 EVオリーブ油 大さじ1/2 レモン汁 大さじ1 塩 適量 わさび 適量 粒マスタード 適量 練り梅 適量 -
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米は、昆布と一緒に炊く。
炊き上がったご飯は昆布を取り出し飯台などに移し、合わせ酢を
回し掛け、さっくりと混ぜ合わせ、うちわなどであおいで粗熱を取る。 -
[ゆでる]スナップエンドウはさっとゆで、縦に開く。
ナバナもゆで、にぎりずしの長さに切る。
[焼く]赤ピーマンは皮が黒くなるまで焼き、皮をむき、にぎりずし
の大きさに切り、塩・EVオリーブ油・レモン汁にマリネする。
エリンギは薄切りにして焼き、赤ピーマンと一緒にマリネする。
シイタケは石突きを取ってから焼き、しょうゆとごま油を掛ける。 -
ナガイモは軍艦用はすりおろす。にぎり用は薄切りにする。
のりは軍艦用(ナガイモ・納豆)に切る。 -
すし飯をにぎり、それぞれの具材を載せる。
トッピングの赤ピーマンはレモンの薄切り(材料外)、エリンギは
粒マスタード、シイタケはわさび。
ナガイモのにぎりは大葉を敷き、上に練り梅。
ナガイモの軍艦はわさび。
ナバナはご飯を炊いたときの昆布を細切りにし、巻く。
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米は、昆布と一緒に炊く。
野菜たちが主役の季節感あふれるおすしです。下ごしらえはサッと焼いたり、ゆでるだけで出来上がり。お好みの材料やスパイスを合わせて、わが家流おすしをお楽しみください。
料理研究家 波多野充子
JA広報通信より転載
クレソンのおひたし
1人分34kcal
調理時間10分
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撮影:大井一範
材料(3人分)
クレソン 2束(80g) 鶏ささ身 1本(50g) A 酒 小さじ1 塩 少々 ポン酢しょうゆ 適量 -
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クレソンはさっとゆでます。
水に取り、水気を絞って3~4cm長さに切ります。 -
ささ身はAを掛け、ラップをして電子レンジ(500W)で約2分加熱します。
粗熱が取れたら手で細かく裂きます。 - (1)と(2)を合わせ、ポン酢しょうゆであえます。
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クレソンはさっとゆでます。
<クレソン> タレント・食生活アドバイザー●岡村麻純
クレソンは、ワサビやダイコンと同じアブラナ科の植物で、ピリッとした味とコショウのような香りが特徴です。
健康草と呼ばれることもあるほど栄養価が高く、はるか昔、紀元1世紀のギリシャの書物にもクレソンの薬効について述べられていたそうです。日本には明治時代に西洋野菜として入ってきました。今では一年中出回っていますが自生の物は3月から6月ごろが旬です。
クレソンはアブラナ科植物独特のシニグリンという辛味成分を持っています。ワサビやダイコンにも含まれるこの辛味は、すりおろしたりして細胞が壊れることで生成します。クレソンもしっかりかんで食べることで、ほどよい辛味と刺激を楽しむことができます。この辛味成分は食欲を増進させる効果や、消化を助ける働きをします。脂肪の多いステーキなどの付け合わせにするのは、理にかなっているのです。また、この辛味成分は加熱することで生成しなくなるため、炒め物などにした場合は辛味もなく、苦味や爽やかな香りが引き立ってまた違ったクレソンの魅力を楽しむことができます。
クレソンには鉄分も多く、その上鉄分の吸収を助けるビタミンCも含まれるため、貧血予防には適した食材です。またカロテンやカリウムも豊富です。新鮮な野菜や果物から十分にカリウムを取っていると高血圧の予防になることも分かっています。その点でもトマトやベーコンなどと自由に合わせてサラダとして登場させたい野菜です。
他にもお魚料理のソースや、スープにしてもおいしくいただけます。まずは普段の料理、例えばポテトサラダやパスタ料理などにプラスして、独特の辛味や香りをアクセントにしてみてはいかがでしょうか。まだまだ日本では、お肉の付け合わせという印象のクレソンですが、よく食卓に並ぶ野菜の一つに加えてほしい、体にうれしく万能なお野菜です。
岡村麻純(おかむら ますみ)
1984年7月31日生まれ。お茶の水女子大学卒。大学で4年間食物科学を学び、食生活アドバイザーなどの資格を持つ。公式ブログ:http://ameblo.jp/masumiokamura/
201503-201604
JA広報通信より転載
タケノコとアサリの煮物
1食当たり約72kcal
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材料(2人分)
ゆでタケノコ 150g アサリ 10個 生ワカメ 20g インゲンマメ 4本 だし汁 カップ3 調味料 酒 大さじ1 塩 小さじ1/2 しょうゆ 大さじ1 みりん 小さじ1 -
- タケノコの穂先は縦に、根元は横に食べやすい大きさに切る。
- アサリは塩水で砂抜きし、よく洗う。
- ワカメとインゲンマメは食べやすい長さに切る。
- だし汁に調味料を入れ、一煮立ちさせてからタケノコを加え、
3~4分煮てからアサリとインゲンマメを入れる。 - アサリの口が開き始めたら、ワカメを加える。
- アサリの口が全て開いたら火を止め、器に盛り付ける。
春の香りがいっぱいの一品です。おいしいだしが出ていますので、お汁としてどうぞ。タケノコは良い香りがしてきたら食べごろです。アサリともども火の通し過ぎには注意しましょう。
料理研究家 波多野充子
JA広報通信より転載
焼き野菜と油揚げのポン酢あえ
1食当たり約70kcal
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材料(2人分)
グリーンアスパラガス 4本 パプリカ 1/2個 エリンギ 2本 油揚げ 1枚 ポン酢 大さじ1 -
- アスパラガスは根元の堅い部分だけ皮をむく。
- パプリカは種を除き縦半分に切る(1/4の大きさ)。
- エリンギは縦半分に切る。
- 温めた魚焼きロースターでアスパラガス・パプリカ・エリンギ・油揚げを中~強火で焼く。
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アスパラガスとエリンギは転がしながら、少し焦げ目が付くまで焼く。
パプリカは皮の面だけを黒く焦げるまで焼き、温かいうちに手で薄皮をむく。
油揚げは両面に少し焦げ目が付くまで焼く。 - (5)を食べやすい大きさに切り、ポン酢であえる。
旬のみずみずしいグリーンアスパラガスを焼くと、凝縮した甘味に香ばしさが加わり、ゆでたときとはまったく違う味が楽しめます。パプリカは皮の面だけを黒く焦がすと、手で簡単に皮がむけ、こちらも甘さとこくが抜群です。魚焼きロースターで一度に焼けるので、忙しいときにはうれしい一品です。
料理研究家 波多野充子
ウド巻き焼き肉
調理時間 15分
1人分262kcal
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撮影:大井一範
材料(2人分)
ウド 100g 長ネギ 10cm 牛もも肉(焼き肉用) 200g A ニンニク(すりおろし) 1片 しょうゆ 大さじ1 酒 大さじ1/2 砂糖 小さじ1 サラダ油 小さじ1 〈たれ〉 コチュジャン 小さじ1 しょうゆ 小さじ1/2 -
- ボウルにAの材料を混ぜ、牛肉を漬けて約5分置きます。
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ウドは5cm長さに切り、皮を厚めにむいて、3~4mm角の棒状に切ります。
酢水(水カップ1に酢小さじ1※材料外)にさらします。 - ネギは5cm長さの細切りにします。
- フライパンに油を熱し、肉の両面を強火で焼きます。
- ウドの水気をよく切り、ネギと一緒に肉で巻きます。
- たれの材料を合わせ、肉に添えます。
ウド しゃきしゃきとした食感が特徴です
ウドは、春の訪れを告げる野菜で、古くから山菜の一つとして親しまれてきました。ほのかな甘味と苦味、しゃきしゃきとした食感が味わえます。
江戸時代から栽培され、地下の室(むろ)で光を当てずに白く育てる「軟化ウド」と、日光に当てて軟白せずに、緑色に育てた露地物の「山ウド(緑化ウド)」があります。主に出回っているのは、「軟化ウド」です。 ウドの成分は94%が水分ですが、血圧を正常に保つ働きのあるカリウムが含まれています。
生のまま、またはさっとゆでて、あえ物や酢の物、サラダにすると、香りと歯触りが楽しめます。その他、天ぷら、煮物、炒め物、汁物の実にもします。
料理するときは、皮には産毛があり、繊維が堅く、あくが強いので、皮を厚くむくのがポイント。また、空気に触れると茶色くなるので、水にさらします。含め煮やあえ物など、白く仕上げる料理の場合は、皮をむいて、切ったらすぐに酢水に5~6分漬けましょう。 ウドはほとんど捨てる部分がなく、穂先、茎、皮と全て使えます。堅い茎やむいた皮は、細く切ってあく抜きをし、きんぴらにすると、無駄なくおいしく食べられます。
選ぶときは、太くて締まっているもの、先までピンとしていて、全体に産毛がしっかりしているものを。保存するときは、光に当てると硬くなるので、新聞紙に包んで、涼しい所に置きましょう。切ったものは切り口をラップで包み、ポリ袋に入れ、野菜室に入れます。
春キャベツの炊き込みご飯
1食当たり約320kcal
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材料(2人分)
米 2合 キャベツ 1/4個 油揚げ 1/2枚 しらす 大さじ4 酒 大さじ2 しょうゆ 大さじ1・1/2 塩 小さじ1 ショウガ・白ごま 各少々 -
- 米をといでざるにあげ30分ほど置く。
- キャベツと油揚げを千切りにする。
- 炊飯器に(1)、水(炊飯器で決められた分量)、酒、しょうゆ、塩を入れ、油揚げ、キャベツも入れて炊く。
- 炊き上がったご飯にしらすをまぶし、ショウガ、白ごまを添えていただく。
春キャベツの甘味をたっぷり味わっていただきたい炊き込みご飯です。キャベツの量は多いように感じますが、炊いてしまうとちょうどよい分量になります。しらす以外に桜エビと合わせてもとてもおいしい一品です。
料理研究家 高島陽子
アンチョビーが決め手「春野菜のパスタ」
1人分約470kcal
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材料(2人分)
スパゲティ 160g 塩 小さじ2 キャベツ 4~5枚(200g) ナバナ 1束(150g) オリーブ油 大さじ2 赤トウガラシ 1本 アンチョビー 5枚 塩・こしょう 各少々 -
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キャベツは4cm角に切る。ナバナは4~5cm長さに切る。
トウガラシは2つに切って種を取る。 - スパゲティをゆでる湯2Lを沸かし、塩を加えて、表示通りにゆでる。
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スパゲティのゆで上がり2分前にキャベツとナバナを加え、
一緒にゆでて、ざるに上げる。 - フライパンにオリーブ油、トウガラシ、アンチョビーを入れて、弱火で熱し、アンチョビーをほぐしながら、約1分炒める。
- (2)と(3)を入れ、ざっと混ぜ、塩、こしょうで調味する。
(2人分が作りやすい量。4人分作るときは材料を倍にする。大きな鍋を使う)
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キャベツは4cm角に切る。ナバナは4~5cm長さに切る。
野菜はホウレンソウ、小松菜、ブロッコリー、アスパラガス、ハクサイなどさまざまなものが利用できます。味の決め手はアンチョビー。これはカタクチイワシ(ひしこ)を塩漬けにした後、熟成発酵させ、油に漬けたもの。イタリア料理によく使われます。フィレ・ロール・ペースト状のものが市販されています。
料理研究家 黛 かおる
タラの芽のみそ炒め
調理時間 10分
1人分169kcal
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撮影:大井一範
材料(2人分)
タラの芽 100g 姫タケノコ(水煮) 50g 豚ロース肉(薄切り) 50g サラダ油 大さじ1 A みそ 大さじ1 酒 大さじ1 砂糖 小さじ1 しょうゆ 少々 *姫タケノコがない場合は、普通のタケノコ(水煮)でも作れます。タラの芽と同じくらいの長さに切り、薄切りしたものをゆでて使います。
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- タラの芽はさっと洗い、汚れた部分を除きます。
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鍋にたっぷりの湯を沸かし、(1)と姫タケノコを一緒に1分ほどゆでます。
水にとり、水気を切ります。 - タラの芽の大きいものは縦半分に切り、タケノコも同じくらいの大きさに、斜めに切ります。
- 豚肉は1.5cm幅に切ります。Aを合わせます。
- 鍋に油を熱し、肉を炒めます。肉の色が変わったら、(3)を加えて炒め、全体に油が回ったら、Aを加えてからめます。
タラの芽・・・独特の香りとほろ苦さが魅力の山菜の王様
食卓に春を運ぶ山菜。さっと衣をつけて、からりと揚がった山菜のてんぷらをいただくときは、春を満喫できる至福の時間です。なかでも、タラの芽は独特の香りとほろ苦さが人気で、「山菜の王様」といわれています。日本各地の山野に自生するタラの木の若芽で、古くから春の珍味として食されてきました。最近では、栽培物も増え、市場にも多く出回ります。
タラの芽に含まれる苦さ(あく)の正体は、ポリフェノールの一種。この苦味成分が、活動的になる春に向けて、冬の間眠っていた体を内側から刺激し、目覚めさせてくれます。 また、タラの芽は、カロテン、ビタミン類、カルシウムなど、さまざまな栄養素が多く含まれた栄養豊富な緑黄色野菜。春を感じながら、その栄養とともに、独特の味や風味を楽しみたいものです。
他の山菜と比べてあくが少ないため、面倒な下処理は不要。根元のかたい部分を切り取り、つけ根にある茶色い部分を除きます。そのままてんぷらにすると、タラの芽本来の香りとほろ苦さが味わえます。色、香り、歯応えを楽しむなら、さっとゆでてあえ物に。炒め物にするときは、香りと食感を生かすため、加熱し過ぎないことがポイントです。 選ぶときは長さが5cmくらいのふっくらと太くみずみずしいものを。先まできれいな緑色のものを選びましょう。
保存は、新聞紙などに包み、冷蔵庫で2~3日。鮮度が落ちやすいので、できるだけ早く食べましょう。